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◆マザーズが反発基調に
2021.12.22 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値 日経平均株価 28,517.59 +579.78 TOPIX 1,969.79 +28.46 マザーズ 965.08 +16.80 NYダウ 35,492.70 +560.54 ナスダック総合 15,341.09 +360.15 S&P500指数 4,649.23 +81.21
きのうの米国市場は3指数揃って大幅反発となりました。 コロナ治療薬への期待などを手掛かりにオミクロンの感染拡大の懸
念から 前日まで大きく下げた反動もあって、 消費関連株などが買い直される一日と なりました。 ナイキや半導体のマイクロン・ テクノロジーが予想以上の好決算を発表し 両銘柄とも大幅高で取引をスタート。 新型コロナの変異株、 オミクロンの感染拡大への警戒感はあるものの 米国ではファイザーやメルクの新型コロナウイルスの飲み薬が早け れば、 今週中にも承認される見通しになり、 幅広い銘柄で買い優勢の展開でした。 アフターコロナ関連としてユナイテッド航空やアメリカン航空、 旅客船の カーニバル、カジノのラスベガスサンズ、エア&ビーなど、 ワクチンの ブースター接種による予防効果や経口治療薬への期待から巣篭もり 後の 銘柄が買われました。 きのうもお伝えしていたように、 ダウの騰落レシオはことし最低の数値75%を 示していたこともあって、 自律反発の動きも出やすかったと思われます。 日経平均株価も無事28000円を一瞬割り込みましたがお伝えし ていたように ここを底値として一昨日20日の下げ分をすべて取り戻してくれま した。 問題はここからですが、 一昨日の日経平均株価が600円安となった日の 空売り比率が47.6%と前日の42.3%から一日で5% 以上上昇したことが下げの 要因でしたが、 きのうは今度579円高したときの空売り比率39.9%と一日で ▲7.7%も減少しています。 つまり、きのうの上昇のほとんどが空売りのショートカバー( 買戻し) であったことを裏付けています。 そのため、ここから続伸してくれるにはショートカバーではなく、 実需としての買いが必要で、 強気になって買ってくれる買い方が現れない 限りはどんどん上昇していくというのは起こりません。 (NYのコロナ感染状況) ブースター接種やコロナの経口薬が承認されてセンチメントが改善 傾向に あるものの、米国ニューヨークでは、 一日当たりの新規の感染者数が 2.6万人を越えて過去最大の感染爆発が起こっており、 いまのところ ニューヨークのデブラシオ市長もロックダウンを実施する予定はな いと しています。 しかしながら、 ブロードウェイなどミュージカルが自主的に休演する 事態となっており、 感染拡大が継続していけばロックダウンをせざるを 得ない状況にもなってくる可能性はあるとみています。 加えてロシアとウクライナ問題で、 ロシアのプーチン大統領は米国に 「これ以上介入するようなら軍事的措置も厭わない」 とのコメントも 発表しており、地政学リスクも高まっています。 この問題はテールリスク(起こる可能性の低いリスク要因) ではある ものの、緊張が続くだけで、 オミクロンの感染拡大などほかの外部要因 とタイミングが重なればセンチメントを悪化させるには十分な材料 であるあだけに、警戒は必要かとみています。 目先は、 日経よりも下げ過ぎていたマザーズが反発基調に入るとみています 。 マナカブ生の皆様には戦略をチャットワークに書いておきましたの で ご参考にしていただければと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。