TEL:03-6811-3246

10:00-19:00(土日祝も受付)
無料セミナーについて

REPORTレポート

◆日経平均は連休を挟み徐々に様子見ムードか

2022.01.07 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,487.87 -844.29
TOPIX 1,997.01 -42.26
マザーズ 881.95 -45.74
NYダウ 36,236.47 -170.64
ナスダック総合 15,080.87 -19.30
S&P500指数 4,696.05 -4.53


きのうの米国市場は前日のFOMC議事要旨で金融正常化、年内利上げが
早まる可能性が示唆されたことを受けてその警戒感が尾を引き3指数揃って
続落となりました。

ただその下げ幅はダウが▲0.47%、ナスダックが▲0.13%と小幅な
下げにとどまってきており落ち着きどころを探る展開に変わりつつ
あります。

きのう公表された1月1日の週の新規失業保険申請件数は20.7万件となり
前週の20.0万件からやや増加する結果となりました。


(新規失業保険申請件数と過去推移)


またその後に発表された12月のISM非製造業景況指数は62.0とオミクロンの
感染拡大の影響を受けて前月から低下したものの好不況の節目となる50を
大きく上回っている状況は変わらずです。


(ISM景況指数とS&P500指数の推移)

米国では感染者数が増加の一途を辿り、5日の時点で1日の感染者数が70万人超
となっています。


(米国のコロナ感染状況)

これにより、多くの病院では入院患者が再び増加傾向にあり、この落ち着きが
見えるまではサービス業の景況感は目先下降する可能性があるでしょう。


◆日経平均は連休を挟み徐々に様子見ムードか

きのうの日経平均株価は844円安、▲2.88%の下落となりました。

年明け早々に米国の金融正常化、利上げの加速懸念を背景に大きく売り込まれる
展開となりました。

本日はその大きく下げた反動から自律反発の動きもみられると思いますが、
今晩は米国で12月の雇用統計が発表されることや、日本は明日から3連休という
こともあって、小幅に反発した後は徐々に様子見機運の高まる1日になると
みています。

また足元では日本でもオミクロンの感染拡大により、政府は7日にも沖縄、
山口、広島の3県に「まん延防止等重点措置」を適用する方針を示しており、
これも相場の重石となってくると思われます。

今晩の米雇用統計では非農業部門雇用者数は事前予想40.0万人となっており、
先日公表された民間の給与代行会社ADPの雇用報告では80.7万人と大きく
伸びました。

ADP雇用報告は一般的に労働省が発表する非農業部門雇用者数の前哨戦とも
呼ばれ、多くの市場参加者が意識している指標です。

もし仮にADP同様の強い数字が出るようであれば、実体経済にはポジティブ要因
ですが、「良好な経済指標=利上げ」と紐付けられて改めて売りの材料と
なる可能性があります。

しかしながら、過去にもデータでお示しをしたことがありますが、ADPと
非農業部門雇用者数(NFP)は毎回出てくる数字に大きな乖離があり、その
特徴としてADPの数字の方がNFPよりも高く出てくる傾向があります。


(ADP雇用報告と非農業部門雇用者数(NFP)の月別差異)

そのため、過去のデータから勘案すれば今晩の非農業部門雇用者数もADP
よりも低い数字が出てくる可能性があり、仮に低い数字が出てくるようですと
逆に株価にとってプラス材料となり米国市場に底打ち感が出てくるとみています。

個人的には11月下旬からオミクロンの感染が拡大したことから低い数字に
なる可能性があるとみており、そうなればこのあたりで米株の反発、それを
受けて週明け日本株の上昇につながる可能性は十分にあるとみています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

◆1/6(木) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄
田中精密工業【7218】
12/28 エントリー
1/6 利食い +6.4%

戸田工業 【4100】
12/13 エントリー
12/15  利食い +8.8%
1/6  利食い +18.7%


・ロスカット銘柄
SHOEI 【7839】
12/28 エントリー
1/5  利食い +8.4%
1/6  利食い -1.4%


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

◆Twitter https://twitter.com/mamekabu_kun 

◆Facebook https://www.facebook.com/manakabucom 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものでは
ありません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、
一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
なさるように お願いいたします。

一覧に戻る

ページトップへPAGE TOP