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REPORTレポート

◆火消しに走ったパウエル議長発言

2022.01.12 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,222.48 -256.08
TOPIX 1,986.82 -8.86
マザーズ 883.21 +0.06
NYダウ 36,252.02 +183.15
ナスダック総合 15,153.45 +210.62
S&P500指数 4,713.07 +42.78


きのうの米国市場は3指数揃って5営業ぶりの反発となりました。

パウエルFRB議長の議会証言を控え、持ち高を調整する流れから朝方は売り
優勢の展開でダウは一時300ドル近く下落する場面がみられました。

注目された議会証言で同氏はテーパリングだけでなく、FRBの保有資産
(国債やMBS【住宅ローン担保証券】)の年内縮小開始に言及し、改めて
金融政策の正常化に前向きな姿勢が示されました。

しかしながら、パウエル議長は「物価安定の責務を完全雇用の目標
よりも優先させることはないと強調」、ただそのときどきで重点を置く
対象は変化し得るとし、現時点ではインフレの方に重点を置いていると
説明しました。

これまでマーケットでは、FRBがインフレ抑制にフォーカスした金融政策に
なってしまうのではないか?というのが懸念材料でしたが、金融正常化が
経済へ与える影響を鑑みながら実施していくことが示されたことが
安心感につながったものと思われます。

議長発言後、米国市場ではハイテク株を中心に買い直される動きが
みられました。


◆火消しに走ったパウエル議長発言

きのうもお伝えしたように、先日のFOMC議事要旨の内容を受けて
過度にマーケットが利上げを意識し、米株安とつながりました。

そのため、あまりマーケットを刺激するようなことは発言しない
ように終始していたように思えます。

その大きな材料としては利上げの時期への言及を避けたことです。

市場予測ではことし3月にも利上げか?との声も聞こえる中で
パウエルFRB議長はあくまでも労働参加率の復調、経済成長の
妨げとなっている高インフレを抑えるために利上げするという
発言に終始しています。

これが今回の米国株反発に大きく作用したものとみています。

これで目先の米国市場は反発しやすい状況となりますが、再び
利上げの時期や回数についてのヘッドラインがことしは頻繁に
出てくるようになります。

そのたびにマーケットは一喜一憂することになり昨年のように
「米国一強右肩上がり」というような相場にはならず、上げては
下げ、下げては上げの往来相場になるとみています。

そしてこれは日本株も同様できのうの日経平均株価は28222円まで
下げましたが、昨年12月初旬に付けた安値の27588円から上げ下げを
繰り返しています。


(日経平均株価)

そして、ご覧のように徐々に下値を切り上げてきていますので、
国内感染者数にピークアウトが見られれば、それと共に目先は反発
基調に入り、今月下旬までには29000円~29500円を試しに行く展開
になるものとみています。

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◆1/11(火) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄
ナカノフドー建設 【1827】
12/23 エントリー
1/4  利食い +3.3%
1/11  利食い +1.5%

タカノ 【7885】
12/7 エントリー
12/29  利食い +3.7%
1/11  利食い +3.5%


・ロスカット銘柄 

※昨日の利食い・LC無し


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