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Market日米相場概況

◆一進一退 の動きになりやすく

2022.01.13 日米相場概況

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,765.66 +543.18
TOPIX 2,019.36 +32.54
マザーズ 906.54 +23.33
NYダウ 36,290.32 +38.30
ナスダック総合 15,188.39 +34.94
S&P500指数 4,726.35 +13.28


きのうの米国市場は3指数揃って続伸となりました。

朝方発表された12月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比で7.0%上昇、
1982年以来の高い伸び率を示しました。また食品とエネルギーを除く
コアCPIも5.5%という結果でした。

しかしながらこれを受けて米長期金利が上昇しなかったことが安心材料
となり、株式のリスクオフにはつながりませんでした。


(12月のCPI)

ただマーケットでは高インフレが持続する懸念も強く、上値も限定的と
なりました。

この日はFRBによる地区連銀経済報告(ベージュブック)で米国内の
経済活動の緩やかな拡大継続が確認されたものの今後6か月の見通しに
鈍化の兆しが報告されたことが嫌気され、取引終盤にかけて上げ幅を縮小
させる展開となりました。

個別では長期金利低下を受けてハイテク株が買われ、マイクロソフトや
セールスフォース、アップルなどが上昇、一方で金融のゴールドマン
サックスが▲3%となり、この1銘柄でダウ平均を83ドル押し下げました。

本日の日本株もこの流れを受けてハイテク株は買われ、金融株は利益確定
売りが出やすくなり、日経平均株価やTOPIXなどの指数で見れば一進一退
の動きになりやすくなるとみています。


(国内のコロナ・オミクロンの感染状況)

また国内の1日当たりの感染者数が12日時点で1万人を超えており、オミクロン
の感染による重症化リスクは低いと言われるもののこれも相場の重しと
なりやすい材料です。

オミクロン株の震源地と言われる南アフリカの1日当たりの感染者数を
見ますとすでにピークアウトしており、その後に感染拡大となった英国や
米国も徐々にこの状況となりつつあります。


(南アフリカの感染状況)


過去の感染者数の推移を見ても、この日本の感染状況がピークアウト
してくるタイミングが株価が持ち直してくるタイミングとなってくると
みており、それまでは米国株、経済指標、金融政策のヘッドラインで
一進一退となりやすい相場になるとみており、基本スタンスは安くなった
ときに下値を丁寧に買い入れるのが奏功するとみています。


※本日の経済キーワード※

【消費者物価指数(CPI)】

米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノや
サービスなどの物価の動きを把握する、インフレ率を測る指標。
これが上昇すると物価が上がってきていることを意味し、利上げの可能性が
高まって来る。
特に価格変動の激しい食品、エネルギーを除くCPIコア指数は注目される。

参照:https://www.bls.gov/cpi/

ただ米国ではCPIよりも同じく物価の指標としてPCEコアデフレーター
というものを重視している。

CPI(消費者物価指数)とPCEコアデフレーターの違いはCPIは棚卸し
されている実際の商品の物価で測るものに対して、PCEデフレーターは
「実際に消費者が購入したモノ」の価格で測られるという違いがある。

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◆1/12(水) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄

Eギャランティー 【8771】
1/11 エントリー
1/12  利食い +3.4%

M&Aキャピタルパートナーズ 【6080】
1/11 エントリー
1/12  利食い +5.5%

小森コーポレーション【6349】
1/4 エントリー
1/12  利食い +3.1%

今仙電機製作所【7266】
12/29 エントリー
1/12  利食い +3.7%

MORESCO【5018】
12/27 エントリー
1/12  利食い +5.0%


・ロスカット銘柄

LC無し

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負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。

【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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