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◆ナスダックは調整局面入り
2022.01.20 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値 日経平均株価 27,467.23 -790.02 TOPIX 1,919.72 -58.66 マザーズ 807.92 -29.63 NYダウ 35,028.65 -339.82 ナスダック総合 14,340.26 -166.64 S&P500指数 4,532.76 -44.35 きのうの米国市場は3指数揃って続落しました。 決算を発表したモルガン・スタンレーやユナイテッドヘルス、P&
G など予想を上回る内容で、朝方は買い優勢で始まったものの、 センチメント はまだまだ不安定ということもあって、 買いは続かず取引終盤にかけて 下げ幅を拡大する展開となりました。 来週26日にはFOMCも控えており、 ここで改めてFRBの金融政策の方向性 が出るのを見極めたいとすることもあって、 積極的に下がったところを 拾うというよりも持ち高を減らしておきたいというのが今のマーケ ットの ように感じられます。 ◆ナスダックは調整局面入り きのうもナスダックはハイテク株を中心に売り込まれ続落、 200日線も 割り込み高値から▲10% 超の下落となって事実上調整局面入りとなりました。 (ナスダック総合の高値からの下落率過去推移) ナスダックが高値から▲10%
以上下げたのは2020年3月のコロナショック 以来であり、 この水準を割り込んだ時間帯が長くなればなるほどセンチ メントの悪化につながります。 すぐに切り返してくれれば問題ありませんが、 200日線割れが1週間、2週間 と続くようですと持ち高調整の売りが続き、その後1か月~ 3か月程度下値 模索の展開となりやすくなるため、注意が必要です。 すべてはFRBの金融政策次第であり、 利上げをしてくれることで原油をはじめ とした商品市況のインフレが早期に落ち着きを取り戻せば、 段階的な利上げを 早急に進める必要性が低くなり、現状マーケットではことし3~ 4回の利上げを 織り込みつつありますが、 FRBですら物価の上昇がこれほどまで長期化する とはみておらず、 インフレ動向を見通すのはかなり難しいということが分かりました 。 そのため、 年後半にこの利上げペースにいい意味でも悪い意味でも見通し に変化が出てくるとみています。 利上げを急ぐ必要性がなくなれば、 足元で売り込まれているハイテク株や 日本の半導体関連に急激な買い直しが出てくるとみています。 (日経平均株価日足チャート) 日経平均株価はきのう800円近い下げを記録し、
足元で三角持ち合いを 形成していましたが、これを下抜けしてしまいました。 米国の利上げを背景に銀行株やインフレを背景に鉱業株などは堅調 ですが PERの高かったハイテク株を中心に売られ割り込んでしまいまし た。 よって日本株もしばらく下割れが続くようですと下値を模索するよ うな 展開となりやすいため、「もうはまだなり」 で安いと思って手を出した ところがまだそうではないということにもなってきますので、この 三角持ち合いを回復してから買い向かっても遅くはありません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━ ◆1/19(水) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄 チタン工業【4098】 12/29 エントリー 1/13 利食い +9.1% 1/19 利食い +0.4% 三菱製鋼【5632】 12/28 エントリー 1/5 利食い +5.5% 1/19 利食い +0.0% サノヤスHD【7022】 12/7 エントリー 1/13 利食い +5.6% 1/19 利食い +0.8% 大阪製鐵【5449】 12/30 エントリー 1/7 利食い +3.7% 1/19 利食い +1.0%
・ロスカット銘柄
シミックホールディングス【2309】 12/28 エントリー 1/19 LC -5.9%
ギフト 【9279】 12/16 エントリー 1/19 LC -21.6%
ユタカ技研【7229】 12/30 エントリー 1/13 利食い +3.4% 1/19 利食い -1.0%
小森コーポレーション【6349】 1/4 エントリー 1/12 利食い +3.1% 1/19 利食い -0.6%
エルテス【3967】 12/29 エントリー 1/19 LC -5.0%
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。