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REPORTレポート

◆マーケットが恐れていること

2022.01.24 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,522.26 -250.67
TOPIX 1,927.18 -11.35
マザーズ 812.76 -12.24
NYダウ 34,715.39 -313.26
ナスダック総合 14,154.02 -186.24
S&P500指数 4,482.73 -50.03

先週末の米国市場は3指数揃って続落となりました。
引き続き26日に控えるFOMCを前に持ち高を減らす動きが継続しており、
ダウはこれで6日続落、20日に決算を発表したネットフリックスが▲20%超の
急落となり、決算への警戒も広がっています。

為替相場でもドル円が114円割れとなっており、足元の円高がハイテク株
だけでなく外需関連上値も抑えやすい展開です。


◆マーケットが恐れていること

改めて足元の株価調整の背景にあるのは何か?
整理すると、金融正常化の流れなわけですが、利下げのほかに株価を大きく
押し上げてきたのがFRBによる資産の買い入れです。


(FRBの資産とS&P500指数の推移)

上図を見てもらっても分かるように大局的にはFRBが資産を買い入れること
で株価が大きく上昇したことが分かります。

ただ細かく見ていくと、2018年を過ぎたあたりでは経済が順調に成長して
いたこともあって、買い入れた資産を減らすことも行っていましたが、
株価は順調上昇していました。

むしろその減少させる直前の2018年初頭あたりでは相場は乱高下しています。

つまり、マーケットはテーパリングでも利上げでも資産の縮小でも決定
してしまえば、どうなるのか?という不透明要因がなくなるためその
安心感から株価が持ち直すというのがセオリーです。

今回のFOMCでは、3月の利上げ開始の発表、加えてその後の早い時期での
バランスシート圧縮を始めるのでは?
という思惑が台頭しており、これが足元の株価下落、ナスダックに関しては
調整局面入りとされる高値から▲10%超の下落となっています。


資産の買い入れによって株高が引き起こされてきたのは火を見るよりも
明らかなわけですから今回の会合で最近になって俎上に上ってきた
資産圧縮についても言及があればさらなる下落の可能性もあると
思われます。

ただ一方でマーケットが「資産圧縮をも止む無し」とすでに織り込んで
いるようであれば、不透明要因の払しょくでアク抜け感が出てくる
ことも考えられます。

FBRが想定していた以上にインフレが継続してしまっていることからもう
利上げの実施は致し方ないことです。

近視眼的に見れば「利上げ=リスクアセットからの逃避」とつながり
そうですが、今回は過度なインフレを抑制するのが本目的であるため、
利上げを行うことでインフレ率が低下してくれれば消費に勢いが
戻り実体経済にとってプラスとはたらいてきます。

しかしながら、今回のインフレの根本原因が消費が増えてインフレという
よりも、サプライチェーンの分断、人手不足など供給サイドの問題で
起こっているインフレであるため、利上げをすれば素直にインフレが
落ち着くのか?という点においては個人的には疑問を持っています。

とにかく26日以降で株価の流れが大きく変わるとみています。

そのため全体相場がどちらに転んでもいいように下げに強いCV銘柄を
中心にポートフォリオを固めた戦略をとっています。

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◆1/21(金)

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・ロスカット銘柄

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