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◆VIXが40近くまで上昇、225先物は27000円割れ
2022.01.25 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値 日経平均株価 27588.37 +66.11 TOPIX 1929.87 +2.69 マザーズ 811.39 -1.37 NYダウ 34,364.50 +99.13 ナスダック総合 13,855.13 +86.21 S&P500指数 4,410.13 +12.19 きのうの米国市場は、
FOMCを前に地政学リスクなども台頭し朝方から リスクオフの売りが断続的に続く展開でしたが、 取引終了間際にかけて プラスに戻す乱高下の激しい相場展開となりました。 今晩から始まるFOMCでは利上げに関しては年7回との予想もあ り、金融 引き締めへの警戒感も強い中でIHSマークイットが発表した1月 の総合購買 担当者指数(PMI)速報値は50.8と、前月から6. 2ポイント低下し、 18カ月ぶり低水準となったことやロシアによるウクライナ侵攻が 警戒され 売り優勢の展開でダウは一時前日比で1000ドルを越える下げと なりました。 売りから始まった米国市場ですが、 足元で先週から続落していたこともあって、 安いところを拾う動きもあり、 終盤にかけて値を戻す展開となっています。 ◆VIXが40近くまで上昇、225先物は27000円割れ 恐怖指数と言われるVIX指数がきのう一時38. 9ポイントまで上昇したことも 注目で、20を越えると不安心理が高まっている状態を示し、 30を越えると 市場がパニック状態とされます。 (S&P500とVIX指数) これは昨年10月末以来の水準で上図を見ても分かるようにVIX
が上昇するとき にはS&P500は大きな下落となっています。 昨日は最終的に30前後までVIXは低下しましたが、 金融政策もそうですが、 ここにきて改めて意識され始めたロシアの地政学リスクがくすぶっ ていますので 予断は許せない状況です。 米国市場が急落したことによって深夜の225先物でも急落する場 面が あり一時27000円を割り込むところまで下落しました。 27000円を節目と見る向きもありますが、 今回は金融政策に加えてさらに 不透明感の強い地政学リスクが加わりましたので、 この状況がはっきりと してこない限りは戻りを試しても上値は限定的かとみています。 しばらくはボラタイルな展開をしていきますので、 短期的に考えれば 大きく突っ込んで売れらたタイミングで勇気を出して買い、 反発したら 欲をかかずに売りを繰り返すのが一つですが、 27000円の節目を割り込んで 来ると突っ込んで安くなったと思ったらもうはまだなりでさらに一 段安 するという展開も予想されますので、 27000円割れしだしたら個人的に は流れが落ち着くまで手は出したくないところです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━ ◆1/24(月) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄 M&Aキャピタルパートナーズ【6080】 1/18 エントリー 1/20 利食い +3.9% オロ【3983】 1/20 エントリー 1/24 利食い +3.8% 三陽商会【8011】 1/21 エントリー 1/24 利食い +4.5%
・ロスカット銘柄
HOYA【7741】 1/14 エントリー 1/17 利食い +3.4% 1/24 利食い -2.9%
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。