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◆週半ばまでは反発も期待
2022.01.31 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値 日経平均株価 26,717.34 +547.04 TOPIX 1,876.89 +34.45 マザーズ 731.07 +2.82 NYダウ 34,725.47 +564.69 ナスダック総合 13,770.57 +417.79 S&P500指数 4,431.85 +105.34 先週末の米国市場は3指数揃って反発となりました。 FRBがインフレ指標として注目している週末に発表された12月
のPCE デフレーター(個人消費支出)がコア物価指数が5.8% と高い水準を 維持していることから朝方は売り優勢の展開となりました。 しかしながら、好調な決算を発表したアップルやクレジットのビザ が買われ始めると徐々に指数は値を戻し取引終盤にかけて日中の高 値圏 で終える展開となっています。 特にナスダックは底入れの兆しも見えており、 週足ベースでは5週ぶりに 前週比プラスとなりました。 アップルの好決算を受けてその他GAFAM銘柄のマイクロソフト やグーグル、 、アマゾン、メタ(フェイスブック)などもそろって上昇、 これがナスダック の上げを主導しています。 まだ底入れと判断するには時期尚早ですが、 ナスダックでみれば昨年 12月28日の下落がはじまる直前の高値15901から直近安値 13094まで 2800ポイント下落しており、率にして▲17.6% の下げを記録しています。 節目となる13000を割り込まずに上げ下げを繰り返しており、 安くなった ところを拾っておこうという向きが出始めているとみています。 日本株は米国市場が反発となったものの先週末に米国の反発よりも 先行して反発していたこともあって続伸も期待できなくはないです が、 戻り売りに押される動きもあるかと思います。 本日は国内の主力銘柄ではTDKやレーザーテック、JR東日本、 商船 三井などの決算発表が予定されています。 FRBが金融正常化に舵を取ったいま、 良好な決算が出た銘柄にきちんと 買いが入るのかどうかに注目しておきたいところです。 (国内の感染者数推移) 日本でもオミクロンの感染拡大の脅威が続いていますが、 ややピークが 見えてきたようにもみえます。 特に5日平均の増加率に関して30日付けで4.1% まで低下してきており、 今月初旬は2ケタの伸びだったところ、 前週より1ケタ台の伸びが目立つ ようになってきました。 オミクロンの感染者が拡がる世界各国でも感染爆発が起こった当初 は 一気に拡がりますが、 その後の落ち着きも早いことから日本でも似た状況に なっていく可能性は高いと思われます。 これももちろん株価にとってはプラス材料であり、 増加率がマイナスの伸び となったタイミングでは株価の戻りも期待できると思われます。 今週から中国では春節(旧正月)となり、 北京五輪もスタートします。 足元ではロシアとウクライナの地政学リスクもありますが、 この中国での イベントがある間は動きはないとの見方も広がっていてその通りに いけば、 株価の反発には追い風になる可能性はあります。 しかしながら、今週米国ではISMの製造業、 非製造業の景況指数や 週末には1月の雇用統計も控えており、 金融政策の方向転換が決まったこと でより一層注目度が増します。 そのため、週半ばまでは反発も期待できますが、 週末にかけては戻り待ちの 売りに押されてしまう展開になることには注意です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━ ◆1/31(月) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄
※利食い無し
・ロスカット銘柄
バルニバービ 【3418】 12/22 エントリー 1/28 LC -11.2%
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。