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REPORTレポート

◆金利が上がると株価が下がる?

2022.02.01 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,001.98 +284.64
TOPIX 1,895.93 +19.04
マザーズ 758.18 +27.11
NYダウ 35,131.86 +406.39
ナスダック総合 14,239.88 +469.31
S&P500指数 4,515.55 +83.70

きのうの米国市場は3指数揃って続伸となりました。

カンザスシティ連銀のジョージ総裁や、サンフランシスコ連銀の
ベイリー総裁が利上げのペースは緩やかなもので済む可能性がある
とのコメントを出したことが安心感につながり長期金利が1.8%
から1.7%へ下がったことでハイテク株を中心に買われ上げ幅拡大
となりました。


(FOMCメンバーのタカ派ハト派)

FOMCに投票権を持つメンバーの中にはもともとタカ派(利上げ寄り)と
ハト派(緩和寄り)に分かれています。

その中でも今回もともとタカ派スタンスのカンザスシティ連銀の
ジョージ総裁が利上げのペースは緩やかなものになると発言した
ことがある種サプライズとなり好感されました。


日経平均株価もきのうは先週末から284円高と続伸し連日で上昇となり、
27000円台回復し大引けを迎えています。

米国市場でアップルの好調な決算を好感してダウ、ナスダックともに
上昇となっていて続伸の期待はあったものの、日本株は米国株よりも
一歩先んじて上昇が始まっていたので、朝高後、上値の重い展開も
予想されましたが、日本時間での米先物や為替相場でドル円が115円台
半ばまで円安となったことを追い風に引けにかけて値を保ってくれました。


◆金利が上がると株価が下がる?


(米長期金利とTOPIXグロース株、バリュー株指数の推移)

上図は米長期金利とTOPIXのグロース株、バリュー株指数比較したものですが、
金利が上昇すると株が下がると言われますが実際株価と金利の動きを見てみると
その逆で、金利が上昇する局面でグロース株もバリュー株も上昇している
ときの方が圧倒的に多いというのがお分かりいただけます。

つまり、金利が上がる(上げられる)ということは経済が良好だから出来る
ことであって、これが直接的に株価にマイナスに作用することはありません。

「株価=業績-金利」であるため、企業の業績成長に対して、金利の度合い
が重要であり、業績以上に金利が上がってくるようだと金利負担が大きく
なり株価の下げにつながってしまいます。

上図でも金利が過度に上昇した局面では株も値下がりをしています。

足元で株価の持ち直しが見られている背景には決算発表で良好な決算を
迎えた企業を中心に「この業績なら金利上昇にも耐えられる」という
見方が徐々に広がってきていることもあって、日米ともに反発が
続いています。

もちろん今後のFRBを中心とした各国の金融政策の方向性が変われば
「業績-金利」により株価が見直されます。

今回のカンザスシティ連銀総裁のハト派的な発言によりマーケットも
金利見通しを下げたことで株価の反発へとつながっています。

目先の日経平均は行き過ぎた下げからの反発、金利水準の見直しもあって
乱高下がありながらも買い直されやすい地合いが2月半ば~下旬まで
続く可能性があるとみています。

しかしながら、上昇すれば戻り待ちの売りも出やすく25日線や75日線
まで値を戻すとそこで再び下方向へ跳ね返されやすい環境にあるため
手堅い利確をしていくのが賢明かと考えています。
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