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◆米軍を東欧に派遣、地政学リスク高まる
2022.02.03 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値 日経平均株価 27,533.60 +455.12 TOPIX 1,936.56 +40.50 マザーズ 808.64 +35.66 NYダウ 35,629.33 +224.09 ナスダック総合 14,417.55 +71.55 S&P500指数 4,589.38 +42.84 きのうの米国市場は3指数揃って上昇、4日続伸となりました。 朝方発表された民間のADPが発表する1月の雇用報告では、
雇用者が ▲30.1万人と事前予想の20万人増に反して減少。 これを受けて金融政策のピッチが鈍化する思惑から債券が買われ、 長期金利が下落したことは株価にとっては安心材料となりましたが 、 景気減速懸念から前日好調だった航空機のボーイングや建機のキャ タピラー など景気敏感株の一部は軟調な展開となりました。 きのうもお伝えしましたようにテクニカル面で考えると恐怖指数V IXが MACDでデッドクロスとなったことも市場心理の安心感となって 株価指数の 上昇につながっているのかもしれません。 (VIX指数とS&P500指数の推移) 個別銘柄では、昨年の10-12月期決算で売上高・
利益ともに過去最高を 更新したアルファベットが7%超の急進。 好調な決算を発表し、 先行きの見通しも市場予想を上回った半導体の AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ) が大幅高となりました。 一方で引け後に昨年10-12月期決算を発表したメタ( 旧フェイスブック) はユーザー数の伸びがコンセンサス予想を下回ったことが嫌気され て株価は 時間外取引で▲20%超の下落となっています。 ◆米軍を東欧に派遣、地政学リスク高まる バイデン政権はきのう、東欧に米軍を派遣し、 抑止力の強化に踏み切り ました。 これに対してロシアが非難しており、本日の日経平均株価は米国は 上昇したもののメタの下落などもあってハイテク株を中心に売られ やすい 展開になるものと思われます。 もっとも友好を深めている中国が北京五輪の開催を間近に控えて、 五輪 開催中にロシアがウクライナへの侵攻はないとみていますが、 今月10日 ~ 20日にかけてロシアとベラルーシはベラルーシ国内で大規模な合 同 軍事演習を予定しており、 この軍事演習のタイミングで演習が本番、 つまりウクライナ侵略に踏み切るのでは? という懸念が台頭してきて います。 奇しくも北京五輪の終了も今月20日となっており、 20日前後が緊張が もっとも高まるタイミングかと思われます。 日経平均株価もきのうまでで4日続伸となっており、 今週頭にもお伝え していましたように週半ばまでは上昇となってくれました。 そして後半は明日の米雇用統計など控えて短期的に利益確定売りが 出やすい場面になろうかと思われます。 ただ再び下げに転じるというよりも短期的に上昇の中での下げに過 ぎず、 2月の半ば~ 20日あたりまでは乱高下しながらも上を目指すとみています。 (日経平均株価見通し)
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━━━━ ◆2/2(水) ・マナカブトレードで利益確定した銘柄 京阪神ビルディング 【8818】 1/31 エントリー 2/2 利食い +5.3% SMC 【6273】 2/1 エントリー 2/2 利食い +3.7% ナカノフドー建設【1827】 1/24 エントリー 2/2 利食い +3.9% オーハシテクニカ【3608】 12/28 エントリー 2/2 利食い +3.9% TSIHD【3608】 2/1 エントリー 2/2 利食い +4.5%
・ロスカット銘柄
LC無し ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。