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REPORTレポート

◆CPIは非常に注目

2022.02.10 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,579.87 +295.35
TOPIX 1,952.22 +18.16
マザーズ 756.64 +18.17
NYダウ 35,768.06 +305.28
ナスダック総合 14,490.37 +295.91
S&P500指数 4,587.18 +65.64


きのうの米国市場は3指数揃って続伸となりました。
ダウ、ナスダックともに3ケタの上昇で幅広い銘柄に買い直される動きが
みられました。


(米国のコロナ感染状況)

米国ではコロナの1日当たりの新規感染者数が減少傾向にあり、ピーク時の
約90万人から足元では5分の1以下まで減少してきています。

これを受けて複数の州でマスク着用義務化が緩和されることもセンチメント
の改善へとつながりました。

特にこの日は半導体指数(SOX)が3%超の上昇となり、半導体関連に資金が
流れエヌビディアが6%超の大幅高となっています。
その他アプライド・マテリアルズ、AMD、KLA、ラムリサーチなど半導体
関連が軒並み上昇しています。

その他、マイクロソフトやグーグル、アップルなどの主力ハイテク株も
上昇となり、感染者数の減少から旅行・レジャー関連銘柄も好調で、
ウォルトディズニーやナイキ、アメックスなども堅調でした。

この動きは日本でも見られ、日本国内でもオミクロンの影響で感染爆発が
起こっていますが、5日平均の増加率は低減傾向にあります。


(感染者須増加率とJAL、ANAの株価推移)

増加率が減少してきた1月の半ばあたりからアフターコロナ関連の
JAL、ANA、その他オリエンタルランドなどが上昇しています。


今週は日本市場は3連休を控え、その前に1月の米CPI(消費者物価指数)
が公表されます。

事前予想では7.3%程度ですが、予想を上回るような物価上昇となれば、
FRBは3月のFOMCで0.25%(25ベーシス)ではなく、0.5%(50ベーシス)の
利上げを実施する可能性もあります。

クリーブランド連銀のメスター総裁も「2015年に比べてインフレはかなり
高く、労働市場もずっとタイトであるため、政策金利をより速いペースで
引き上げることが適切になる」との見方を示ています。


(FOMC利上げ予測)

市場の3月のFOMCでの利上げ予測では、現状のゼロ金利は0%で、少なくとも
0.25%の利上げが75%、0.5%の利上げも25%の確率となっています。

注目は赤枠で囲ったところで、先週からこの0.5%の利上げ確率が急速に
高まりつつあります。

これは先週末に発表された昨年12月の米雇用統計が強い数字だったことで
急激に0.5%の利上げを織り込みに行った格好です。

これまでFRBが利上げを行う際は0.25%ずつ引き上げることが慣例で
あったため、0.5%の利上げを実施した場合、株式市場は大きく下げる
という見方が強まっています。

しかしながら、見方を変えればこの0.5%の利上げ確率が3月16日の次回の
FOMCまでにさらに高まればそれだけ市場は0.5%の利上げを織り込みにいく
ことになります。

よって、0.25%よりも0.5%の利上げ確率が高まるようであれば、実際に
利上げをしたとしても株安にはつながらないと個人的にはみています。

いまの現状の確率で0.5%の利上げを実施してしまえば、クラッシュを
招いてしまいますが。

その意味でも今晩のCPIは非常に注目が高まりますし、2月、3月のCPI
も雇用統計と並んで引き続き注目です。

本日の日本株は米国市場が大幅続伸で帰ってきたこともあって朝は買いが
入りやすい展開になろうかと思われます。

しかし、CPIの内容次第ですが、予想を上回る高い数字が出てしまうと
利上げペースの加速などが意識されボラタイルな展開になることも
あり、引けにかけては様子見で小動き、または持ち高を調整する売りが
出やすい一日になろうかと思われます。

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◆2/9(水)

・マナカブトレードで利益確定した銘柄

エス・エム・エス【2175】
1/26 エントリー
2/9  利食い +5.3%

東京精密【7729】
2/8 エントリー
2/9  利食い +3.6%

村上開明堂【7292】
2/4 エントリー
2/9  利食い +4.1%


・ロスカット銘柄 LC無し


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