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REPORTレポート

◆センチメントが改善

2022.02.16 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 26,865.19 -214.40
TOPIX 1,914.70 -15.95
マザーズ 726.45 -13.68
NYダウ 34,988.84 +422.67
ナスダック総合 14,139.76 +348.84
S&P500指数 4,471.07 +69.40


きのうの米国市場はリスク回避の動きが強まり、3指数揃って全面高と
なりました。

きのうの欧州市場が動いている時間にウクライナの国境付近で軍事演習を
行っていたロシア軍の一部が演習を終えて、帰還を開始したという報道が
入ったことから、軍事衝突の可能性が薄まるととの見方が広がりセンチメント
が改善しました。

これを受けて、債券が売られ米長期金利が上昇、一気に2%を越えて2.05%まで
上昇する場面もみられ、商品市況では原油価格も1バレル95ドルまで上昇
していたものが、一気に下落となり、90ドル台前半まで下落しています。

また安全資産とされるゴールドもこのところ「有事の金買い」で上昇して
いましたが、原油と同様に急落しています。

市場のセンチメントの指標の一つとされる恐怖指数VIXも前日まで30を
越える高水準を示していましたが、足元で25.7まで低下しています。


(VIX指数)

一部報道では16日にもロシアが侵攻を開始するというような報道も
出ていただけにマーケットもこれを警戒して日米株ともに前日まで
リスク回避ムードが強かったわけですが、本日の日本市場も空売りの
ショートカバー(買戻し)を巻き込み朝から一気にギャップアップで
高く始まると思われます。

ただ、一般的にVIX指数は20を越えると危険とされているだけに、まだ
25という水準にあることから予断は出来ない状況です。


またきのう公表された1月の米卸売物価指数(PPI)が前年同月比で
9.7%と市場予想の9.1%を大きく上回る結果となり、ウクライナ情勢は
緩和するも、金融引き締めへの警戒感から朝高後は米長期金利の上昇もあって
これが上値を押さえる要因となるかとみています。


(米卸売物価指数推移)

ロシア軍の一部撤退という報道もどこまでそれを信じていいか?という
ところであり、情報操作も十分に考えられます。

一度軍を帰還させると見せかけての奇襲攻撃ということもまだまだ考え
られますし、NATO(北大西洋条約機構)の事務総長が15日に、ロシアの
この発表に対してまだ懐疑的な見方を示しています。

バイデン大統領もロシア軍の一部がウクライナ国境近くから撤収した
との主張についてロシアによるウクライナ侵攻の可能性は「明らかに
残っている」ともコメントしており、地政学リスクはまだくすぶっている
との見方を持っていた方がいいかと思います。

難しいことにバイデン大統領の支持率は足元の世論調査で30%台まで
落ち込んでいて、ウクライナ介入に対して米国民が反対していることもあって、
11月の中間選挙の前にこれ以上の支持率低下を招きたくないとも考えている
と思われますので、経済制裁の強化に留まる可能性が高いようにも思えます。

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◆2/15(火)

・マナカブトレードで利益確定した銘柄

京阪神ビルディング 【8818】
1/31 エントリー
2/2  利食い +5.3%
2/15  利食い +7.8%

ディスコ 【6146】
1/31 エントリー
2/1  利食い +5.0%
2/15  利食い +5.6%

PR TIMES【3922】
1/31 エントリー
2/1  利食い +6.4%
2/14  利食い +7.2%
2/15 利食い +3.5%

三菱製鋼【5632】
2/2 エントリー
2/7  利食い +19.2%
2/15  利食い +10.6%


・ロスカット銘柄

日油 【4403】
1/20 エントリー
2/10  利食い +3.1%
2/15  利食い -1.0%

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