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◆3月半ばの底打ちから上昇なるか
2022.03.14 日米相場概況 -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 25,162.78 -527.62
TOPIX 1,799.54 -30.49
マザーズ 670.08 -26.43
NYダウ 32,944.19 -229.88
ナスダック総合 12,843.81 -286.15
S&P500指数 4,204.31 -55.21先週末の米国市場は3指数揃って続落となりました。
ロシアのプーチン大統領が11日、ウクライナの協議で一定の進展があったと
発言したことを受け、米国市場亜は上昇して始まったものの、バイデン大統領は
ロシアに対して「最恵国待遇」と呼ばれる貿易上の優遇措置の取消しなど、
追加の制裁措置をとることを明らかにしました。日本を含むG7首脳も共同声明を発表し、連携して制裁強化に取組
む姿勢を
示しており、バイデン大統領はホワイトハウスで記者会見し、ウクライナに
軍事侵攻を続けるロシアに対する追加の経済制裁を発表しました。これが実施されれば、ロシアからの輸入品に対して高い関税が課せ
られる
ことになります。ただ一部報道では、ウクライナとロシアでの3回目の停戦交渉でこ
れまで
最も進展があったとされており、数日内に何らかの成果が出る可能性が
あります。今週は15,16日とFOMCが予定されており、FRBは3年ぶ
りに0.25%の政策金利
引き上げを行う予定です。
これまでの会見でパウエルFRB議長は0.25%の利上げを支持するとマーケット
に敷衍させてきたこともあって、これ自体のサプライズはないとみています。 注目点は3月以降のFOMCでの利上げのペースとQT(資産圧縮
)について具体的
な開始時期などの言及があるかどうかです。足元のウクライナ情勢での株安を守る意味で緩和的な姿勢が見られ
れば
マーケットはポジティブに反応するでしょうが、激化する戦況の中、
先日公表された2月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比で7.9%と高い伸びを
示していることもあって、緩和に走ればインフレを止められないということに
もなってしまい、緩和への期待はなかなか難しいところです。◆3月半ばの底打ちから上昇なるか
これまでお伝えしてきたように予定通り3月初旬~3月半ばに底値
を付けて、
3月下旬から4月に向けて反発への機運が高まりやすい時期となりました。 「すべてはウクライナ情勢次第」と言ってしまえばそれで終わりで
すが、
3月末の配当取りの時期、戦況が長期化すればことしは期待薄になる可能性も
ありますが、4月からはニューマネーが入ることで海外勢が積極投資に回る時期
となり、今月後半は日本株も買われやすくなります。よって4月に向けた上昇を狙っていくならここらがいい仕込みのタ
イミングと
なってくると思われます。
それでもすべては戦況次第で反発も、もう一段安も考えられますので
キャッシュ比率は高めに痛手にならない程度で取り組むのが良いと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。