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REPORTレポート

◆4月にIMFは世界経済見通しを下方修正

2022.03.23 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,224.11 +396.68
TOPIX 1,933.74 +24.47
マザーズ 725.96 -14.18
NYダウ 34,807.46 +254.47
ナスダック総合 14,108.82 +270.36
S&P500指数 4,511.61 +50.43

 

きのうの米国市場は3指数揃って大幅反発となりました。
次回5月のFOMCでの0.5%の利上げを織り込む形で米長期金利が上昇、
これを背景に金利収益拡大への期待からJPモルガンチェースや
ゴールドマンサックスなど金融株が上昇、

 

前日、中国での航空機墜落の影響を受けて下落していたボーイングも
買い直しの動きがみられ、ダウ指数ウェイトの高い同社株がけん引し
上昇しました。

 

またグーグル、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフトなどが
総じて+2%超の上昇となり、テスラが8%近い上昇となって長期金利が
上昇する中ハイテク株も堅調推移となりました。

 

日本株も5日続伸で、これまでお伝えしていた通り3月初旬~3月半ば
が安値圏で絶好の仕込み時となり、足元の上昇回帰へとつながった形
です。

 

本日も欧米株が序章したことで日本株は6日続伸が期待されます。

 

◆4月にIMFは世界経済見通しを下方修正

 


(IMF世界経済見通し22年1月改訂見通し)

上記はIMF(国際通貨基金)がことしの1月に発表した世界経済見通し1月の
改訂版です。

 

今年は世界のGDPで4.4%、2023年は3.8%の成長見通しですが足元のウクライナ
情勢の戦況の長期化やこれに伴う資源価格の高騰によるインフレ、そして米国を
初めとする金融正常化の動きにより新興国の多くでドル高通貨安によるドル建て
債務負担が大きくなってくると思われます。

 

毎年3か月ごとに公表されるIMFの世界経済見通しですが、次回は4月に新たな
世界経済見通しが公表されます。

 

おそらくそこで下方修正される国が散見され、1月の時点では日本も先進国の
中で数少ない前年比で成長が伸びる見通しの国ではありますが、足元の円安
による輸入物価の上昇、まん防措置などで経済停止状態を余儀なくされていた
こともあって、下方修正が濃厚とみています。

 

足元で金利差拡大からドル円ではきのう121円までドル高が進行しており、
株式市場ではまだ足元の円安=株高と株式市場ではこの円安をプラスと捉えて
くれていますが、このまま急激な円安が進んでいくといずれかどこかで上述した
ように資源価格の高騰に加えて通貨安というダブルパンチで輸入物価の上昇が
懸念されて「円安=株安」へと流れが変わることに警戒もしておきたいところです。

 

一つの水準としては2015年6月に黒田日銀総裁が発した黒田シーリングである
ドル円125円あたりで上値は重くなるとみていますが、もし仮にこれを突破
してくるようであると、悪い円安として意識されてくるとみています。

 

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