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REPORTレポート

◆ドル円ついに122円を突破

2022.03.25 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】


◆きのうの日米株価指数終値


日経平均株価 28,110.39 +70.23
TOPIX 1,981.56 +2.86
マザーズ 762.75 +10.03
NYダウ 34,707.94 +349.44
ナスダック総合 14,191.84 +269.23
S&P500指数 4,520.16 +63.92



きのうの米国市場はハイテク株を中心に買いが入り、3指数揃って反発
となりました。


きのう公表された19日の週の週間の新規失業保険申請件数が18.7万件と
市場予想の21.2万件を下回り、約52年ぶりの低水準となったことが、
追い風となりました。



(新規失業保険申請件数)


加えてマークイットが公表する3月の製造業購買担当者景気指数、サービス
部門購買担当者景気指数がコロナ規制の大幅な緩和もあったことでともに
市場予想を上回る結果となったことも支援材料となりました。


(マークイットの総合PMI、および製造業、サービス業PMI)


今週21日のパウエルFRB議長の発言からFRBがインフレを抑制するために利上げを
加速させる観測もあり、米長期金利は2.4%近い上昇となっていますが、良好な
経済指標に支えられてハイテク株や半導体関連に買いが集まる展開でした。


半導体株指数(SOX)は5%超の上昇となっています。



◆ドル円ついに122円を突破


パウエルFRB議長が21日に利上げ加速を示唆し、他のFRB高官からも同様の発言が
相次いでいることに加えて、24日はハト派(金融緩和)寄りのシカゴ連銀の
エバンズ総裁が、「今後のFOMCで通常の倍の0.5%の利上げに踏み切る可能性
もあり得る」との見方を示しました。


これとは相反して日銀は大規模な金融緩和を続ける方針を示しており、日米の
金融政策の方向の違いから円売りドル買いに勢いがつききのうの為替相場では
対ドル以外にもユーロやポンド、豪ドルなどでも円独歩安という動きでした。


円安は輸出企業にとって為替の差益から企業業績の押し上げにつながる
ものの、足元で資源高などが進むなかでの円安は輸入コストの上昇につながり
インフレの状況下ではマイナスの面も影響し相殺されやすいとみています。


また輸出企業も為替ヘッジ(円高回避)のために海外に拠点を置く企業も多く
10年前や20年前と比べると為替差益で儲かる部分は以前よりも小さくなって
いるのが現状です。


日経平均株価はきのうまでで8連騰しており、かなり急ピッチで足元上昇
していることやウクライナ情勢が平行線をたどっていること、週末要因
などもあり、米国市場は堅調でしたが連騰ストップということも十分に
考えられます。


本日は3月の東京都区部消費者物価指数が公表されました。
2月は前月比で0.5%の上昇となり、3月の予想では0.7%の上昇という見通し
が出ていましたが、結果は0.8%の上昇と予想を上回る結果となりました。


他通貨に対して円独歩安が止まってくれれば良いですが、さらに円安が加速
していくようだと、そろそろ円安が企業業績にマイナスにはたらく面も
視野に入れておいた良いとみています。


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