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REPORTレポート

◆本日は配当権利落ち日

2022.03.30 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,252.42 +308.53
TOPIX 1,991.66 +18.29
マザーズ 759.64 +27.06
NYダウ 35,294.19 +338.30
ナスダック総合 14,619.64 +264.73
S&P500指数 4,631.60 +56.08

 

きのうの米国市場は3指数揃って上昇となりました。
ウクライナとの停戦交渉終了後、ロシアがウクライナ首都キエフなどでの
軍事活動を縮小すると発表。
停戦交渉が進展したとの見方から投資家心理が改善し買い優勢の展開と
なりました。

 

停戦協議が進展したことで原油相場が下落するなどインフレ懸念が後退し、
米長期金利は低下。
この金利低下を受けてハイテク株が上げ幅を拡大、半導体関連も買われ、
指数であるSOXも+2%超の上昇となっています。

 

一方で債券市場ではFRBによる積極的な金融引き締めが景気を冷やす
という見方からイールドカーブ(利回り曲線)のフラット化が進んでおり、
29日は10年債と2年債の利回りが並ぶ場面がありました。

 


(10年債と2年債の利回り差【イールドスプレッド】)

 

2つの債権のイールドスプレッドはわずか0.06%まで縮小してきており、
金融引き締めに動こうとすると2年債がそれに反応して上昇、10年債も
上昇はしているものの、2年債利回りの上昇ピッチが速いことでこの
利回りのフラット化が起こってきています。

 

22日のメルマガでもお伝えしたように逆イールド(上図で言えば赤丸の
ように0%を割り込む)が発生するとそこから早ければ半年後あたりで
リセッション(景気後退)入りとなり、株価の大きな調整局面を迎える
こととなります。

 


(逆イールドが発生後のS&P500の動き)

 

上図を見ると分かりますが、株価は逆イールドが発生すると不思議なこと
にそれを忘れさせてくれるくらいにそこからしばらくは株価が上昇して
いきます。

 

だから危険なのです。

 

一時的に逆イールドが発生するとヘッドラインなどで流れますが、しばらく
株価が上昇していくので多くの投資家はこれがあったことを忘れてしまいます。

 

前回2019年8月下旬に発生したときもそうでしたが、コロナが起こるなんて
誰も考えていませんでしたし、その前までは順調に株価が上昇していきました。

 

そしてちょうど半年後の2月下旬に日本でもコロナ感染者が出たことを
きっかけに大暴落が起こり、リセッション入りとなりました。

 

「人のうわさも75日」、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺がある
ように良くも悪くも人間忘れられるように脳みそが作られているので、
逆イールドが発生したら気を付けておかないといけません。

 

◆本日は配当権利落ち日

 

きのう3月決算企業の配当の権利付き最終日でした。
本日は落ち日にあたり、配当取りを狙った買い方が売ってくるため、株価が
売られやすい一日となります。

 

特に初心者の方などは持ち株が大きく下落しても特段ニュースなどは出て
いなくて、この落ち日を知らないと「ニュースには出ていない何か悪い
材料が出ているのでは?」と不安になって売ってしまう方もいらっしゃる
くらいなので気を付けてください。

 

逆にこのタイミングで狙っていた株が下がったならば狙っていきたい
ところです。
先日受講生限定の2倍株特別セミナーで注目している銘柄や、CV銘柄、
復活株など多くの銘柄が足元で上昇していきましたので、買いタイミング
が来たものを中心に物色していこうと思います。

 

先日受講生さんから質問がありましたが、ゴールドに関してはチャットワーク
でお伝えしたようにターゲットは1800ドル、戦略変わらずで考えています。

 

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