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REPORTレポート

◆FOMC議事要旨を受けて、上値の重い展開

2022.04.07 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,350.30 -437.68
TOPIX 1,922.91 -26.21
マザーズ 824.35 -17.66
NYダウ 34,496.51 -144.67
ナスダック総合 13,888.82 -315.35
S&P500指数 4,481.15 -43.97

 

きのうの米国市場はダウが一時300ドル以上下落するなど金融引き締めへの
警戒感から3指数揃って続落となりました。

 

日本時間の朝3時に3月のFOMC議事要旨が公表されましたが、5月にも始まる
QT(資産圧縮)について国債を600億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)を350億
ドルの毎月合計950億ドルの削減がFOMCメンバーの中でのコンセンサス
となっていることが分かりました。

 

前回2017~19年の資産圧縮のときは毎月100億ドルからスタートし、、段階的に
500億ドルに増やしていきましたが、仮にコンセンサス通り950億ドル圧縮していく
となるとそれを大きく上回るペースになります。

 

また利上げに関しても多くのメンバーが1回か複数回にわたり0.5%の利上げが
適切になると指摘しています。

 

https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcminutes20220316.pdf
(FOMC議事要旨全文)

 

これを受けて、米国市場は一時急落し、金利上昇圧力を受けやすいナスダックが
▲2.2%の下落、ダウも300ドル以上の下落となりましたが、景気に左右されにくい
公益などディフェンシブ株が支えとなり、下げ幅としてはナスダックよりも浅い
展開で取引終了となっています。

 

◆FOMC議事要旨を受けて、上値の重い展開

 

きのう公表されたFOMC議事要旨では、0.5%の利上げ、QT(資産圧縮)の開始
などについてはハト派のブレイナードFRB理事が強い金融引き締め姿勢を事前に
示していたこともあって、内容的にはサプライズはありませんでしたが、
利上げペースに関しては0.5%の利上げが今後何回あるかなどが不透明であり、
また資産圧縮も前回よりも大きくなる見通しであることから米国債が売られやすく
なり、金利上昇圧力がかかりやすくなります。

 

きのうの米国株安を受けて日本株も本日続落の見通しで、27000円前後
までの下落をみています。

 

目先の株式市場では金利動向を横目に見ながらの動きとなり、5月のFOMC
までにFRBメンバーによる要人発言などでタカ派色がさらに強まって
急激な金利上昇などが起これば、再び27000円を割り込んで26000円~
26500円あたりまでの下押しも想定しておく必要となりました。

 

市場心理がやや弱気に傾き始めていますので、この下げが落ち着き始めて
から次の仕込みのチャンスを待つのが良いと思います。

 

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