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REPORTレポート

◆日本株は自律反発なるか?

2022.04.13 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,334.98 -486.54
TOPIX 1,863.63 -26.01
マザーズ 754.14 -6.91
NYダウ 34,220.36 -87.72
ナスダック総合 13,371.57 -40.39
S&P500指数 4,397.45 -15.08

 

きのうの米国市場は、足元の下落から安値を拾う動きもみられ、上昇して
のスタートとなりましたが取引終盤にかけてマイナス圏に沈み続落と
なりました。

 

注目された3月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比8.5%上昇。

 

市場予想の8.4%を0.1ポイント上回る結果となり、この数字は1981年12月
以来の高い伸びとなりました。

 

一方で変動の大きいエネルギーと食品を除くコア指数は市場予想6.6%に対して、
6.5%と下回ったこともあって反発でのスタートとなりました。

 


(CPI、CPIコア推移)

 

しかしその後、原油が再び上昇基調となり1バレル=100ドル台を超えたあたり
から資源高、インフレへの警戒感から上げ幅縮。

 

FRBのブレイナード理事がこの日の講演で「コアCPIの低下は歓迎すべき兆候」
との認識を示しながらも「インフレ率の低下がFRBの最重要な任務」と述べ、
積極的な金融引き締めが続くとの見方からマイナスに転じました。

 

個別銘柄では、原油高を追い風にシェブロンやエクソンモービルなどのエネ
ルギー株が上昇。
一方で半導体のエヌビディアやAMD(アドバンスト・マイクロ・デバ
イセズ)などが下落、マイクロソフトやグーグル、メタ(フェイスブック)
など大型ハイテクも続落となっています。

 

◆日本株は自律反発なるか?

 

きのうの日経平均株価は486円安の▲1.8%と米CPI発表を前にその警戒感から
大幅続落となりました。
節目であった26500円を割り込み、米国市場も続落で帰ってきてしまいました
ので、弱気にも見えますが3月のCPI自体は事前予想とほぼ同じだったことも
あり、事前に売られてしまったことも手伝って反発の動きになる可能性
もあると思われます。

 

今週は14日に米小売売上高が発表されますし、今月後半になると住宅
など消費関連の指標が発表されます。

 

インフレは高止まりしつつあるものの、一部の米小売企業では物価上昇に
より消費が冷え込み売上の減収が出てきており、国内でも今月下旬から
3月決算企業を中心に決算発表ラッシュを控え、そして5月の連休へと
突入していきます。

 


(日経平均株価 日足チャート)

 

日経平均は足元でチャート形状的にはトリプルボトム(逆三尊)を形成
しており、反発機運が高まってはいるものの、上記のイベントと連休の
スケジュールを考えると積極的な買いは徐々に手控えられやすい時間帯へと
入ってくると思われます。

 

昨年9月につけた高値も徐々に切り下がる動きは継続しており、この高値
切り下げを解消できるかが年央の相場のカギを握っているような気がします。

 

越えてくれれば年央30000円を再び狙う動きが期待できますし、再び
高値を切り下げてしまえば、再度25000円を伺う展開も想定されます。

 

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