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◆日本株は続伸するも決算控え上値重い
2022.04.21 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 27,217.85 +232.76
TOPIX 1,915.15 +19.45
マザーズ 728.51 -15.88
NYダウ 35,160.79 +249.59
ナスダック総合 13,453.07 -166.59
S&P500指数 4,459.45 -2.76きのうの米国市場はダウは上昇、ナスダックは下落と指数まちまち
の展開
となりました。前日に決算を発表した動画配信サービスを手掛けるネットフリック
スが、
初の会員数減少、同社によると今年1-3月期ではに会員が20万人減り、
4-7月期に会員がさらに200万人減る見込みとしています。アメリカやイギリスなど主要市場では料金を値上げしていて、ロシ
アから
撤退したことで約70万人を会員を失っています。これが嫌気され同社株は▲35%と大幅下落となり、ナスダックの
足を
引っ張る格好となりました。一方で良好な決算を発表したダウ銘柄のIBMとP&G(プロクタ
ー&ギャンブル)
などは上昇、消費関連のホームデポやウォルマート、ジョンソン&ジョンソン
などは堅調に推移し、ダウは続伸しています。◆日本株は続伸するも決算控え上値重い
きのうの日経平均株価は2日続伸し、米国市場では指数まちまちの
動き
でしたが225先物市場で堅調な動きを見せていることから続伸が
期待されます。ただ米国に続いて国内でも3月期決算企業を中心に今週から決算発
表
が本格化してくるため、決算発表前の銘柄には様子見機運が出てきて、
決算発表を迎えた銘柄を中心に売り買い交錯する動きがみられるように
なってきます。本日は日本電産やディスコが22年3月期決算を発表します。
重要なのは、本決算時に企業が公表する次期予想(23年3月期予想)です。 特にコンセンサス予想が出ている銘柄などは必ずと言っていいほど
このコンセンサス予想との比較がなされ、コンセンサス予想に届かない
見通しを出せば売り、コンセンサス予想を上回る見通しを出せば買われる
という動きになりやすくなります。今月11日に決算を一足早く発表した半導体関連のローツェ【63
23】、
この会社は2月決算ですが、コンセンサス予想を上回る結果を
発表した翌日から2日連続で大幅高となりました。足元ではいったんの押し目を作っている格好ですが、もう一段高こ
こから
上値を試しにいってもおかしくはありません。このように良好な決算を迎えた銘柄は翌日より買いが殺到し、値を
飛ばし
期待に応えられなかった場合はネットフリックスのように大きく売られる
のは日米の個別銘柄どちらも同じです。決算を迎えて大幅高した銘柄をピックアップしておいて、いったん
押し目を
作り、陽線ヒザやハダカで越えたタイミングを狙って買い、そこからの
一段高狙いで取り組んでも短期で取れると思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。