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Market日米相場概況

◆全体相場は軟調でも個別銘柄は好調!

2022.05.09 日米相場概況

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,003.56 +185.03
TOPIX 1,915.91 +17.56
マザーズ 674.18 -17.66
NYダウ 32,899.37 -98.60
ナスダック総合 12,144.66 -173.03
S&P500指数 4,123.34 -23.53

 

先週末の米国市場は3指数揃って続落となりました。
6日に公表された4月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が
42.8万人と市場予想の39.1万人を上回り堅調な内容となりました。

 

失業率は3.6%と前月から横ばいとなっていますが、労働参加率が
62.2%と前月から0.2ポイント低下したことで、雇用する企業は
労働者の賃金上昇が迫られます。

 


(米労働参加率推移)

 

そのため、この賃金上昇が物価の上昇に拍車をかけるとの連想
から金融引き締めへの方向性が強まるのでは?という警戒感へと
つながり、マーケットの重石となりました。

 

S&P500はこれで週間で5週連続安となり、週間の安値では2月25日
の週に付けた安値4114ポイントを下回る4062ポイントまで
売り込まれています。

 

◆全体相場は軟調でも個別銘柄は好調!

 

先週、チャットワークではすでにご紹介しましたが、CV銘柄の
小森コーポレーション【6349】が先週末までで3連騰となり、
短期で10%近い上昇となってくれています。

 

小森コーポレーション【6349】

 

 

買われていた方、おめでとうございます。

 

何度もお伝えしているようにこれから3月決算企業を中心に
6月、9月、12月決算企業が決算発表ラッシュとなります。

 

そのため、発表後の選別物色、決算プレイとも言いますが
その色彩が濃くなるタイミングに差し掛かります。

 

良好な決算、かつサプライズとなる決算や見通しを発表したところ
は買われて、良好であっても市場の期待に応えられなかった
内容を発表したところは売られます。

 

この市場の期待というところが読みにくいため、決算を
控えてる銘柄は物色対象から外し、すでに決算を発表して
結果が分かっている銘柄を中心に中身を見て物色するのが
安全かと思われます。

 

中身の見方は授業で教えているやり方で簡単にチェックできる
ため、難しく考える必要はありません。

 

株価は日々の値動きは上げ下げがあったとしても、基本的には
ファンダメンタルズ(企業の中身)に回帰していくため良い決算
内容を発表しているにもかかわらずその他の材料で売り込まれた
銘柄でなければ、下げたところで拾っていくと大抵報われます。

 

資金管理守って取り組んでいきましょう。

 

※本日の経済キーワード※

 

【米労働参加率】

 

労働参加率とは、働くことが可能な人のうち、実際に働いているか
(=雇用者)、職探しをしているか(=失業者)で、労働市場に
参加している人の割合。

 

労働参加率%=(雇用者+失業者)/(16歳以上の人口)

 

ただし、学生は分母(16歳以上の人口)に含まれますが、軍人など
一部の労働が不可能な人は分子にも分母にも含まれない。
コロナ前の水準は63%あったものの、2022年4月現在は62%台と
徐々に回復はしてきているものの、コロナによって大量の給付金が
配られ、株価も上昇したことで投資により資産を増やした人もいて、
元の水準には戻らないのでは?との観測もある。

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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