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◆インフレの元凶は大量の現金のバラマキ

2022.05.11 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,167.10 -152.24
TOPIX 1,862.38 -16.01
マザーズ 654.52 +2.04
NYダウ 32,160.74 -84.96
ナスダック総合 11,737.67 +114.42
S&P500指数 4,001.05 +9.81

 

きのうの米国市場はダウは続落、ナスダックは反発と指数まちまちの
展開となりました。
米長期金利が3%を越えたところから2%台へ下落したことで金利に
敏感なナスダックは反発する展開となりました。

 


(ナスダックと米長期金利の推移)

 

ご覧のようにこの2つの指数は逆相関で動いていることが分かります。

 

ただ基本的に中央銀行が金利を上げるときというのは景気が良いとき
に金利を上げることが多く、過去の金利と株価の動きを見ると相関して
動きます。

 


(S&P500と政策金利・FRBのバランスシートの推移)

 

上図を見ると分かりますが、2016年から19年にかけてFRBが政策
金利を引き上げていったときにもS&P500は堅調に推移していることが
分かります。

 

しかしながら、赤枠で囲ったところに注目いただきたいのですが、
ここはFRBが金利を引き上げると同時にバランスシート縮小を開始
した時期になります。

 

FBRは2017年9月のFOMCで同年10月からFRBが保有する国債などの
資産の縮小を決定し、徐々に減らしていきました。

 

するとこれまで利上げのタイミングでは株価も堅調に推移して
いましたが、S&P500の動きがボラタイルな動きになっていることが
わかります。

 

さらには株価も高値を超えることができない状態で、上昇しては
下落を繰り返していました。

 

今回は3月から0.25%の利上げが実施され、5月のFOMCでは0.5%、
さらに6,7月と立て続けに0.5%ずつの利上げが実施される見通しと
なっています。

 

加えて、6月よりQT(バランスシート縮小)が開始されます。
これがマーケットを混乱に陥れている要因になります。

 


(S&P500の2018年、2019年日足チャート)

 

上図で示した2018年から2019年のS&P500のパフォーマンスが芳しく
ないように、今後QTが始まれば、これに似た動きになってくると
思われます。

 

特に6月から8月前の3か月間は資産の圧縮規模が月額で475億ドルですが、
9月からは950億ドルに拡大されます。

 

月額950億ドルの圧縮が仮にも1年続くだけで1.14兆ドルの資産圧縮となります。

 

 

◆インフレの元凶は大量の現金のバラマキ

 

2番目のグラフで示したように足元のFRBのバランスシートは9兆ドルまで
膨れ上がっており、表立ってメディアではあまり言われないですが、
FRBが大量の国債を中心とした資産を買い入れ、市中に現金をばら撒いた
ことが何よりのインフレの温床となったわけです。

 

多くのメディアでは戦争やコロナによるサプライチェーンの混乱のせいと
されていますが、実際にはお金をばら撒いたことによってお金の価値が
下がり、物の価値が上がってしまったわけです。
FRBはこの事実を認めないでしょうが。

 

そのため、ことし後半の株価の動きには下方圧力がかかるものと
思われます。

 

特に9月以降のバランスシート圧縮の規模が拡大する前後の
タイミングからは気を付けておかなければなりません。

 

戦略は下押ししたところを拾って、相場の戻りを狙って売り抜ける、
これを短期でやる。
また上級者は戻り高値を付けたところは空売りを仕掛けていくのも
良いと思います。

 

このあたりについてはまた受講生の方には僕の戦略をチャットワーク
でもお伝えしたいと思います。

 

本日は日本時間の21:30に4月の米CPI(消費者物価指数)が公表
されます。
3月の数字は前年同月比で8.5%でしたからこれを下回るようでしたら、
株高、上回るようでしたら金融引き締めの警戒感再燃で株安へと
繋がりやすいかと思われます。

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