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◆いまの相場は経済指標よりも要人発言で動く

2022.05.16 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,427.65 +678.93
TOPIX 1,864.20 +35.02
マザーズ 648.65 +28.02
NYダウ 32,196.66 +466.36
ナスダック総合 11,805.00 +434.04
S&P500指数 4,023.89 +93.81

 

先週末の米国市場は3指数揃って大幅反発となりました。
13日に発表された輸入物価指数が前月比で0.0%の伸びとなっ
ことを受けてインフレがピークアウトしつつあることが安心感へと
つながり、ハイテク株を中心に買い直される動きがみられました。

 

また同日に発表されたミシガン大学が公表する5月の消費者態度
指数は59.1と2011年8月ぶりに60を割り込むなど低下しており、
消費者マインドを示す指標として注目されます。

 


(ミシガン大学消費者態度指数)

 

上図を見ても分かるようにこの指数と株価は連動しやすく、株価が
下がることで米国民で株を保有する人たちには逆資産効果をもたらし、
消費マインドも低下します。

 

ただ過去推移を見てもこの約10年間で60を下回る結果というのは上述した
2011年以降では起こったことがなく、そろそろボトムにあると思われます。

 

◆いまの相場は経済指標よりも要人発言で動く

 

国内企業もようやく先週で決算発表の山場を迎えました。
今週からは決算プレイの動きは少し落ち着いてくるものと思われます。

 

先週は11日に発表された4月の米CPI(消費者物価指数)が前年同月比で
+8.3%となり3月のそれと比べると0.2ポイント低下しましたが、この
発表を受けてアトランタ連銀のボスティック総裁が「0.75%の利上げを
していかないとマズいでしょ」と言った発言があったことで相場は急落。

 

そして12日は4月の米PPI(卸売物価指数)が公表され、前年同月比で
+11.0%という結果でした。

 

こちらも同様に3月からは伸びは鈍化し、パウエルFRB議長が6月と7月の
2会合で0.5%の利上げを示唆。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も「0.75%じゃなくパウエルさんが
仰ってるように0.5%の利上げが妥当じゃないかしら?」と発言したことで
米国市場は買い直される動きになりました。

 

つまり日々の経済指標もそうですが、このFOMCに参加するメンバーの
要人発言が相場をかく乱させる要因になっているということです。

 

しかもこのタイミングが12日にS&P500が4000ポイント割れし、年初来
安値を更新したタイミング、ナスダックも11000ポイント割れ寸前の
タイミングと何か株価の安値更新を食い止めるかのように、そして
要人たちも示し合わせたかのようにポジティブなコメントが出てい
ということです。

 

彼らは自分らの発言により株価をある程度操作できることを熟知し
いますので、今回の急落相場を見て、アトランタ連銀のボスティック総裁
の0.75%利上げの火消しに走ったものとみています。

 

ここから目先短期的にはS&P500は4100~4400の回復、ナスダックも
12400~13300ポイント程度の値戻しが起こるものとみています。

 

日経平均株価も先週600円超のプラス、そして本日も3ケタ超のプラスが
見込まれます。

 

目先は日米株共に反発はするも、その持続性はあまりなく6月以降は利上げ
に加えてFRBのQT(資産圧縮)も実施されることから再び反落し、特に
米国市場は次の反落タイミングで再び最安値を更新するタイミング
訪れるとみています。

 

何度もお伝えしているようにことしは底値を拾って反発したら確実
その利益ものにしていく短期的な取引が奏功すると思われます。

※本日の経済キーワード※

 

【ミシガン大学消費者態度指数】

 

米国の消費者マインドを示す指標。
ミシガン大学の調査研究センターがアンケート調査を実施し、毎月300人を
対象とした速報値、500人を対象とした確報値を発表している。

 

現在の景況感を示す現状指数(約40%)と先行きを示す期待指数(約60%)で
構成されている。調査会社コンファレンス・ボード(CB)の消費者信頼感指数に
先行して発表されるため、市場関係者の注目度が高い指数とされている。

 

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