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REPORTレポート

◆日経平均は三空叩き込みが示現

2022.06.15 レポート

 

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26629.86 ‐357.86
TOPIX 1878.45 ‐22.61
マザーズ 653.98 -33.17
NYダウ 30,364.83 -151.91
ナスダック総合 10,828.35 +19.12
S&P500指数 3,735.48 -14.15

 

きのうの米国市場はまたも3指数揃って続落となり、取引時間中に
最安値更新しましたが、ナスダックは取引間際にかろうじて
プラス転換となりました。

 

5月の米CPI(消費者物価指数)の伸び率が市場予想から大幅に上振れた
ことに対し、この日朝方発表された5月の米PPI(生産者物価指数)の
伸び率が予想の範囲内だったことから市場にやや安堵感が広がり
朝方は買いもみられました。

 


(米PPI前年同月比)

 

ダウはこの4日間で2500ドル以上下落したこともあって、ハイテク株や
景気敏感株中心に買いが入りダウは反発する場面がありましたが、
翌日のFOMCを控えていることや、ゴールドマン・サックスと野村HDの
エコノミストが今週と7月のFOMC両会合で利上げ予想を0.5%から0.75%へ
に変更したことを受けて、米長期金利が一時3.5%近くまで上昇。
これを契機に再び売られる展開となりました。

 

個人的には昨日もお伝えしたように0.75%の利上げはないと見込んで
いますが、果たして。

 

◆日経平均は三空叩き込みが示現

 

さて、日経平均株価も米市場につられて、6月20日高値の28389円から一時
2000円以上下げる展開となりました。

 

この間にチャートを見てみると窓を開けて下落しており、「三空」を形成。
これをテクニカル分析で「三空叩き込み」と言い、下げ相場での三空目
あたりは買い向かった方が利益につながりやすいという逆張り戦略が
あります。

 

(三空が示現した日経平均株価)

 

今晩、FOMCがなければ積極的に買い向かいたいところですが、先にも
述べたように市場では0.75%の利上げ観測も湧いてきていますので
仮にも0.75%の利上げが実施されるようであれば、ある程度織り込んで
下がっているとは言え、瞬間的にもう一段下押す場面が想定されます。

 

よってチャートだけで判断せずに目先に経済指標など相場をかく乱させる
ような外部要因がないかを確認してから取り組まれるのが良いと思います。

 

今回はこの下げの場面で積極的に買い向かうというのはやや怖いところです。

 

予想通り0.5%の利上げにとどまり、その後のパウエルFRB議長の会見でも
タカ派発言が控えられれば急激に値を戻す展開になると思われますが
どう転ぶか分からないときは静観が良いと思います。

 

※本日の経済キーワード※

 

【米国生産者(卸売)物価指数/PPI】

 

米労働省が毎月発表する経済指標で、「PPI(Producer Price Index)」、
「卸売物価指数」とも呼ばれる。
個人が購入する商品やサービスの原材料や中間財など、売り手側の価格の
変動を指数化したもので一般的に消費者物価指数よりも卸売物価指数のほうが
景気を反映させるのが早いといわれ、先行指標として注目される。

 

https://www.bls.gov/charts/producer-price-index/final-demand-goods-and-services-1-month-percent-change.htm

 

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