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REPORTレポート

◆ナスダックに目先底打ちのサイン点灯

2022.06.20 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 25,963.00 -468.20
TOPIX 1,835.90 -31.91
マザーズ 621.10 -15.22
NYダウ 29,888.78 -38.29
ナスダック総合 10,798.35 +152.25
S&P500指数 3,674.84 +8.07

 

先週末の米国市場は、ハイテク株の多いナスダックが買われた一方で、
景気悪化懸念からオールドファッション銘柄の多いダウは小幅続落
となり小幅ながら連日で年初来安値を更新しました。

 

6月のFOMCでFRBは0.75%の大幅な利上げを決定、これでメディアでは
アク抜け、悪材料出尽くしというもっともらしい報道から一時反発と
なりましたが、個人的にはそうは問屋が卸してはくれないとお伝えして
いたように、反発はFOMC当日のみで、その後再び反落で週末を終えました。

 

ナスダックこそ反発がみられたものの、前日の下げを取り戻した程度で
まだまだ弱い動きです。

 

◆ナスダックに目先底打ちのサイン点灯

 

ダウ、ナスダックともに足元では年初来安値を更新し、どこまで下がるか
分からないという恐怖心がある投資家も多い中で、ある程度高い確度で
底打ちと判断できるサインが点灯しました。

 


(ナスダック日足チャートと出来高)

 

上図赤丸で示したところが出来高の急増と株価の位置を示したものですが、
この定期的に出来高が膨らむところは米国指数先物のSQ(清算日)のタイミングです。

毎回、約30億株前後の商いが3か月に1度膨むわけですが、そのタイミングで動きが
変わりやすくなります。

 

米国では日本株と違い個別銘柄でもオプション取引が活発です。
そのため、そのオプション取引に絡む売買でコール・プットそれぞれのオプション取引で
ポジションを保有している市場参加者がSQを迎えることでロールオーバーした人以外は
ポジションフリーとなるため、流れが変わりやすくなります。

 

これはダウ指数でも同じですが、ダウの方が日柄で商いが多くあまり
目立たないことからナスダックをみた方が分かりやすいです。

 

ただ、チャートを見てもらっても分かるようにいったんの底打ち反発
の動きが出やすいだけであり、ここからこれまでの下げを取り戻すような
上昇が起こるかは別物です。

 

トレンドも昨年11月にピークを付けてからずっと下落トレンドは継続中
です。

 

テクニカル的にもですが、先週末に発表された5月の米鉱工業生産指数も
前月比で0.2%と事前予想の0.4%を下回り、ファンダメンタルズ的にも
弱い経済指標が散見されている状態ですのでこの流れが変わるには
もう少し時間がかかるものと思われます。

 

先週金曜日には新しい会社四季報がリリースとなりました。
景気悪化懸念がくすぶる中では、業績にばらつきが出やすく、四季報
による業績予想が好調なものが今週は物色されやすい1週間となるかと
思います。

 

この下落基調の相場にもかかわらず相変わらず安心して
保有していられるのはCV銘柄かと思います。

 

銘柄も洗い替えしましたので、受講生の方は答え合わせ要チェック
されてみてください。

 

 

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