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REPORTレポート

◆日経平均株価は再び26000円割れ

2022.07.04 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 25,935.62 -457.42
TOPIX 1,845.04 -25.78
マザーズ 646.29 -15.27
NYダウ 31,097.26 +321.83
ナスダック総合 11,127.85 +99.11
S&P500指数 3,825.33 +39.95

 

先週末の米国市場は3指数揃って反発となりました。

 

週末に公表された6月のISM製造業景気指数は市場予想54.9に対して、
53.0となり、5月の56.1からも大きく低下しました。

 

実際のISMが公表するレポートを見ると、新規の受注は落ち込みをみせた
ものの、価格の高騰は落ち着きを見せ始めていて、インフレのピークアウト
は近いという内容でした。

 

ただ悪化したISMの内容を受けて朝方は売りが先行する展開となったものの、
インフレのピークアウトが徐々に意識されFRBによる急速な利上げ観測が
後退したことで米長期金利が低下すると株価は持ち直す展開となりました。

 

個別銘柄では、アマゾンやセールスフォース、アップル、マイクロソフト
などが金利低下を背景に上昇。
一方で、直近決算は好調だったものの次の四半期の業績見通しが市場予想を
下回る内容を発表した半導体のマイクロン・テクノロジーは下落。

 

これをきっかけに業績懸念が半導体セクターに広がり、半導体株指数(SOX)
は5日続落となっています。

 

◆日経平均株価は再び26000円割れ

 

先週末の日経平均株価は3日続落し、再度26000円を割り込む展開となり、
その前の上昇分をほぼ吐き出すような展開となりましたが、さして
大きく売り込まれるような新たな材料が出たわけではなく、月末月初
特有の機関投資家たちによるリバランス(資産の再配分)の影響が
大きかったものであるとみています。

 

本日は米国市場が反発したこともあって、日本株も買われ、26000円を
回復する動きになると思われます。

 

ただ何度もお伝えしているように目先は新たな相場を動かすような材料
は乏しく26500円を挟んだ上下の動きが7月11日の週まで続くとみて
います。

 

その11日からは13日に6月の米消費者物価指数、15日には6月の米小売
売上高とミシガン大学消費者態度指数など、物価、消費関連の指標が
多く公表されることから子のタイミングで相場が新たな動きに
入ってくるものとみています。
それまではなかなか動きづらいもどかしい展開となるでしょう。

 

国内では2日から通信大手KDDIの大規模な通信障害が発生したようで、
長時間電話もネットもつながらないという状況があったようですね。

 

今は普及作業も終わり、概ね回復はしているものの一部では通話が
不安定な状況が続ているようです。

 

※本日の経済キーワード※

 

【ISM製造業景況指数】

 

全米供給管理協会(ISM)が算出する製造業の景況感を示す指数のひとつ。
米国の景気先行指標として注目されている。

 

製造業(300社以上)の購買・供給管理責任者を対象に、各企業の受注や
生産、価格など10項目についてアンケート調査を実施。「良くなっている」、
「同じ」、「悪くなっている」の三者択一の回答結果を集計し、季節調整を
加えた新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫の5つの指数をもとに、
ISM製造業景況感の総合指数を算出する。

 

ISM製造業景況感指数は0から100までのパーセンテージで表す。
50%を景気の拡大・後退の分岐点とし、50%を上回ると景気拡大、
50%を下回ると景気後退を示す。

 

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