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◆7月の米決算をきっかけに市場はもう一段安へ

2022.07.05 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,153.81 +218.19
TOPIX 1,869.71 +24.67
マザーズ 654.10 +7.81
NYダウ 休場
ナスダック総合 休場
S&P500指数 休場

 

きのうの米国市場は独立記念日のため休場でした。
欧州市場は週明けの日本を含むアジア市場が堅調に推移した
ことを引き継いで英FTSE、仏CACは上昇した一方で、独DAXは5月の
貿易収支がマイナスに落ち込んだことが影響し、小幅マイナス
で取引を終了しています。

 

日経平均株価は先週末に26000円を割り込む形となりましたが、
きのうはすぐさま26000円を回復し、5月半ば、6月後半に26000円を
割り込む動きを見せたところから反発したこともあって、目先の
底値として意識されやすい水準となっています。

 


(日経平均株価・日足チャート)

 

ただ26000円が底堅いからとて、すぐさま上昇してくれるかと言えば
そうではなく、米国の利上げが今後も続く見通しが市場で敷衍して
いる以上、積極的に上値を買いづらい環境はしばらく続くものと
思われます。

 


(目先3会合のFRBの利上げ確率)

 

現在のFRBの政策金利は1.50‐1.75%となっていますが、今月22日の
FOMCでの利上げ確率はさらに0.75%の利上げ確率が92.7%となっていて、
9月22日の会合では7月から0.5%の利上げで2.75‐3.00%、目先2会合
でいまから1.25%の利上げに踏み切るというのが市場のコンセンサスと
なっています。

 

これが市場の重石となっていることは間違いありません。

 

◆7月の米決算をきっかけに市場はもう一段安へ

 

結論から申し上げると米市場は7~9月に年初来安値をつけて、
その後年末にかけては上昇するとみています。

 

S&P500は年初から20%超の下落となり、市場ではリセッションへの
警戒が叫ばれていますが、個人的にはそうはならない、仮になったと
してもソフトなものになるとみています。

 

物価上昇が顕著に表れ始めたのが昨年の4月からで昨年のCPI
(消費者物価指数)の前年同月比は以下です。

 

21年2月 1.7%
21年3月 2.6%
21年4月 4.2%
21年5月 5.0%
21年6月 5.4%
21年7月 5.4%
21年8月 5.3%

 

ことしの5月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比で8.6%と
昨年以上に高い水準にありますが、そろそろピークを迎えるとみています。

 

先日公表された6月のISM製造業景況指数では価格の減少が見られており、
インフレのピークアウトは近いとみています。

 


(6月のISM製造業景況指数の状況)

 

しかしながら、今月半ばから決算ラッシュとなる米国の第2四半期にあたる
4-6月期決算内容は足元のインフレが企業利益を圧迫している可能性が
高く、正直言って良好な決算が出てくるとは思えません。

 

これをきっかけに米市場はもう一段の価格調整を余儀なくされ、日本人
の多くも積み立てなどで購入しているS&P500で言えば3000~3500
ポイントの水準まで一時的に下落する可能性もあるとみています。

 

その後は、株価が下落したことで逆資産効果にもつながり、コロナ
の失業給付金で潤っていた貯蓄率も低下し、消費も減退。

 

ただ所得が減ったことで労働参加率がコロナ前の63%台へ戻ることで
インフレの一つの要因であった供給制約も解消へ向かい、物価上昇も
ピークアウトを起こし、ちょうど中間選挙も控えていることから
国民へアメを配る政策も打ち出され年後半は株価上昇へと
つながるとみています。

 


(米国の労働参加率)

 

そのため、上記シナリオを信じるのであれば7月半ばから始まる米企業
の決算のタイミングでは当然のごとく日本株も下落しますので、
できるだけキャッシュ比率を高めておいて、決算後に一段安した
ところで仕込める余力を作っておいた方がいいかもしれません。

 

※あくまでも個人的な予想です。

 

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