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REPORTレポート

◆今週は6月のCPI(消費者物価指数)に注目

2022.07.11 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,517.19 +26.66
TOPIX 1,887.43 +5.10
マザーズ 682.48 +9.05
NYダウ 31,338.15 -46.40
ナスダック総合 11,635.31 +13.96
S&P500指数 3,899.38 -3.24

 

先週末の米国市場は3指数まちまちの展開となりました。
朝方発表された6月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が37.2万人と
市場予想を上回る内容、失業率は3.6%と前月と変わらずの内容でした。

 

雇用者数の伸びが予想を上回ったことでFRBによる利上げが進むのとの
観測から米市場は朝方は売られる場面もみられましたが、労働環境が
堅調なことは基本的にはプラス材料であり、ダウはプラスに転じる場面
もみられましたが、米長期金利が再び3%を超えてきて金利上昇が株価の
上値を抑えました。

 

個別銘柄では、イーロン・マスク氏によるツイッター買収の撤回報道で
同社株が下落した一方で、好調な4-6月期決算を発表したリーバイ・
ストラウスが上昇。ダウ採用銘柄ではユナイテッドヘルスやクレジット
カードのビザ、アメックスなどが上昇となっています。

 

◆今週は6月のCPI(消費者物価指数)に注目

 

今週は13日に6月の米CPI(消費者物価指数)が公表されます。

 


(5月のCPI)

 

事前予想では5月の8.6%を上回る8.8%の予想となっており、仮にも
予想通りの高い伸びを示せば次回、7月27日のFOMCでは0.75%の利上げの
蓋然性が高まります。

 

さらに15日には6月の小売売上高が公表されます。
5月は前月比で▲0.3%の鈍化となっていることもあって、高止まりする
インフレが消費動向にどの程度影響を与えているのかにも注目しています。

 

今週は重要な経済指標があることも注目ですが、今週から米企業では
2Q(4-6月期)の決算発表がラッシュとなってきます。

 

インフレと金利上昇による景気減速懸念が叫ばれている中、FRBの要人
たちが発信しているように「金利上昇に耐えうる成長」が見えるかが
注目となり、7月下旬から8月半ばにかけては以下いくつかのシナリオが
考えられます。

 

1:企業決算良好で株高
2:企業決算悪化で株安
3:企業決算悪化でも株高

 

1番と2番は素直に企業業績を反映した株価の動きとなりますが、3番に
関しては、やや天邪鬼的な動きで、企業決算が悪くてもこのあたりが
底で下期回復していくという市場心理が強まれば、株価は先行して買われる
こととなり、株高へとつながっていきます。

 

個人的には2番、3番を予想していますが、企業サイドが下期に向けた見通し
次第で株高になるのか、株安になるのかが分かれてくると思われます。

 

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