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Marketマーケットニュース

◆ネットフリックスは冴えない決算でも上昇

2022.07.20 マーケットニュース

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 26,961.68 +173.21
TOPIX 1,902.79 +10.29
マザーズ 683.57 +5.85
NYダウ 31,827.05 +754.44
ナスダック総合 11,713.15 +353.10
S&P500指数 3,936.69 +105.84

 

きのうの米国市場は3指数揃って大幅反発となりました。
来週27日に行われるFOMCで1.0%の利上げに動くとの見方が後退し、
ダウは750ドルを越える大幅高となりました。

 

市場ではインフレの高止まりや金融引き締めの影響による企業業績の悪化
が警戒されていましたが、徐々に決算が出始める中で売上高や1株利益
などが市場予想を上回るところもあり、4-6月期決算は想定よりも底堅く
なるとの見方が広がり、買い優勢の展開となりました。

 

加えてロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプラインの「ノルドストリーム」
が定期点検終了後にガスの供給を再開する見通しとなったことも安心感へと
つながりました。

 

個別銘柄では、決算を手掛かりに前日上昇した金融大手のゴールドマン・サ
ックスが5%超の大幅高で続伸。

 

その他、航空機大手のボーイングも5%高となり、重機のキャタピラーや
化学のダウ・インクなどの景気敏感株も大きく上昇し、スポーツ用品のナイ
キやクレジットカードのアメリカン・エクスプレスなどの消費関連株も上昇
しています。

 

◆ネットフリックスは冴えない決算でも上昇

 

注目だったネットフリックスは引け後に決算発表があり、4-6月期決算では
売上高が前年同期比で9%増の79億7014万ドル(約1兆1000億円)、純利益は
7%増の14億4095万ドルとなりました。

 

動画配信サービスの会員数は3カ月で97万人減る結果となりました。ただ
7-9月期には再び会員が増える見通しを示したことで、発表後の時間外取引
で急進しています。

 


(ネットフリックス・日足チャート)

 

ネットフリックスは昨年11月に700ドルあった株価は足元200ドルまで下落
し、▲70%以上の大幅安となったまさにコロナ関連の一角です。

 

コロナワクチンの普及とロックダウン規制などが緩和される中で株価が
下落していく展開となりました。
非常に底堅い動きをみせていることや、7-9月期の会員増への期待から
目先は反発の機運が高まるかもしれません。

 

米決算はまだ始まったばかりでまだまだ見えないところも多いですが、
今回のネットフリックスの決算を参考にすると、ハイテク、グロース関連
は4-6月期の業績は冴えないものの、下期に明るい兆しがあることを
同時に公表すれば上昇しやすいというのが個人的な印象です。

 

本日はEV関連のテスラが決算を発表します。
同社の2022年1-3月期期決算は、売上高が前年同期比81%増の188億ドル
、純利益は同7.6倍の33億ドルと過去最高益を記録し、自動車業界でも
半導体不足が叫ばれる中、増産の意向を示しているだけに注目が集まります。

 

また日本株はきのうの米市場の大幅高を受けて27000円を大きく超える
展開が期待できます。
米企業決算もさることながら、国内企業決算もこれからであるため、
積極的には動きづらい展開ですが、マーケットでは「底打ちは近い」と
思い始めている動きに徐々になりつつあるため、下げるような場面が
7月下旬~8月初旬で見られれば絶好の仕込み場になってくると思います。

 

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負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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