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Market日米相場概況

◆国内決算も本格スタート、目先は28000円を目指す

2022.08.01 日米相場概況

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,801.64 -13.84
TOPIX 1,940.31 -8.54
マザーズ 718.55 +9.57
NYダウ 32,845.13 +315.50
ナスダック総合 12,390.69 +228.09
S&P500指数 4,130.29 +57.86

 

先週末の米国市場はハイテク関連の好決算が材料となり3指数揃って
続伸となりました。

 

取引開始直後はFRBが物価目標の指標とするPCEデフレーターが事前予想
通りの高い水準となったことを受けて弱い展開からのスタートでしたが、
決算を機に買われる動きが強まりました。

 

前日に4-6月期決算を発表したアマゾンは売上高が過去最高を記録し、
7-9月期についても強気の見通しを維持したこともあって+10%超の
上昇となりました。

 

アップルも好決算となり、売上高、利益ともに市場予想を上回る
好決算で+3%の上昇となっています。
加えて米長期金利の低下も株式相場の上昇の支えとなって、3指数とも
3日続伸となりました。

 

その他好決算を発表したテスラや半導体関連のKLAなども買われ、
景気敏感株の建機のキャタピラーなど幅広い銘柄が買われる一日でした。

 

◆国内決算も本格スタート、目先は28000円を目指す

 

名実ともに8月入りとなりましたが、国内でも3月決算企業を中心に
中間決算の発表が本格化してきます。

 

足元円安が進んでいることで輸出企業を中心に為替差益による業績の
上方修正を発表するところも出てくるかと思います。
ただ円安は一過性に過ぎず、数量ベースで販売が伸びているかどうかという
ところが注目です。

 

インフレや為替で売り上げが伸びたたとしても数量が伸びてなければ意味が
ないということです。

 

米国企業を見ると4-6月期は業績まちまちなものの、下期にかけては
強気の見通しを示すところも少なくなく、日本企業も同様のスタンス
となってくれば、日経平均株価は28000円を突破し、前回高値をつけた
28400円近くまで上昇することも考えられます。

 

ただその後はお盆を迎えるあたりから業績発表も一巡し、株価を上げる
材料と言えば、インフレの指標が落ち着く内容となることくらいしか
材料がなくなりますので下落に転じやすい展開を想定しています。

 

 

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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