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◆経済指標が良くても悪くても足元は株高のターン

2022.08.04 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,741.90 +147.17
TOPIX 1,930.77 +5.28
マザーズ 723.89 +7.43
NYダウ 32,812.50 +416.33
ナスダック総合 12,668.16 +319.40
S&P500指数 4,155.17 +63.98

 

きのうの米国市場は3指数揃って大幅上昇となりました。
7月のISM非製造業景況指数がきのう公表されましたが、結果は56.7と
事前予想の53.5を上回り、4月来の高水準となったことで米長期金利が
一時2.8%台まで再度上昇。

 

しかしこれまでとは違い、金利が上昇してもハイテク株への売りが限定的
となりました。
その後、2.7%まで金利が低下したことが好感されてさらに上値を伸ばす
展開となりました。

 

加えてきのうはOPEC(石油輸出国機構)とロシアなど非加盟産油国で構成
するOPECプラスでの閣僚級会合で、9月に日量10万バレルの追加増産を
行うことで合意。

 

これを受けて、原油価格が1バレル=91ドルまで低下したことでインフレの
落ち着きも意識されたこともプラス材料です。

 

◆経済指標が良くても悪くても足元は株高のターン

 

株価はマクロ的なファンダメンタルズで動くことはご周知の通りかと
思います。
一般的には経済指標が良いと株高、悪いと株安となります。

 

しかし実際のところはそう単純なものではなく、金利が意識されているとき
は良好な経済指標が出ると利上げが意識されて株価の重しになったり、逆に
悪いと利上げペースが鈍化するという思惑がはたらき、株高につながったり
もします。

 

足元ではまさに金利と経済指標がシーソーゲームに乗っかっていて、
単純に経済指標が良ければ株価上昇、悪ければその逆とはならない
相場状況にあります。

 

そのため、経済指標だけでは判断がつかず実際に数字自体はあまり関係
ないと言ってしまえばそれまでですが、不思議なもので株高の基調に入れば
経済指標が都合のいいような捉えられ方をしてきます。

 

実際に先週のFOMC以降、28日の4-6月期米GDP発表あたりからこの変化が
みられるようになってきました。

 

米GDPは-0.9%で予想の0.5%プラスの予想を大きく下回る結果となり
ましたが、株価は上昇。
翌29日のFRBが物価指標としてみるPCEデフレーターでも価格変動の激しい
エネルギー、食品を除くコアデフレーターの前年同月比は予想4.7%を
上回る4.8%という結果になりましたが、インフレ懸念で株安にならず、
反して上昇。

 

このときにメディアで言われていたことは「経済指標の悪化で利上げ
ペースが鈍化することで株価上昇につながった」という内容が散見
されました。

 

この流れからいくと、きのう公表されたISM非製造業景況指数は上述した
ように予想や前月を上回る良好な結果となったので、「経済指標が
良かったら利上げ懸念の再燃で株安」という方向で動くと思いきや、
そのまま株高へとつながりました。

 

メディアでも「良好な経済指標を受けて上昇」という文字が並んでいます。

 

つまり、相場には経済指標をも凌駕する「流れ」というものがあり、
経済指標や企業業績・決算が良かろうが悪かろうが上がるターン、
下がるターンの時期があるということです。

 

いまは上がるターンであり、問題はどこまで上昇するのか?という
のが気がかりなところかと思います。

 

ファンダメンタルズが有効にならないときはテクニカル分析で、
チャネルという考え方がありますが、足元のS&P500は週足で見ると下降
トレンドのチャネルの中の上昇局面にあります。

 


(S&P500・週足チャート)

 

このチャネルで考えれば、S&P500で言えば目先は4220~4320ポイント
の上昇余地がありますが、今週、来週あたりでこの水準に到達するのでは
とみています。

 

日経平均株価では、すでに下落トレンドのチャネルをブレイクしているため、
こういうときはそれまでに過去の節目となった価格帯にチャネルの中心線を
ずらして考えます。

 


(日経平均株価・週足チャート)

 

そうすると、上図で示した一番上の青いラインがずらした位置になりますが、
価格で言えば上は28100円あたりが目先上値の目処となってくるとみています。

 

目先はあまり上値の余地は少なく、今週、来週あたりで天井をつけて踵を返す
動きに変わるのではないかというのが今の見立てとなります。

 

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