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◆強過ぎた雇用指標

2022.08.08 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,175.87 +243.67
TOPIX 1,947.17 +16.44
マザーズ 730.36 -5.66
NYダウ 32,803.47 +76.65
ナスダック総合 12,657.55 -63.03
S&P500指数 4,145.19 -6.75

 

先週末の米国市場はダウは上昇、ナスダックは下落と指数まちまちの
展開となりました。
7月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比52.8万
人増と前月の39.8万人増から伸びが加速、市場予想の25.8万人を
大きく上回る結果となりました。
失業率に関しても前月の3.6%から0.1ポイント低下し3.5%となり、
労働環境は非常に良好な内容でした。

 

この強い労働市況の結果を受けて、次回9月のFOMCでの利上げ幅0.5%
が0.75%になる可能性も出てきたことで米長期金利が上昇、2.8%を
越えてきたことで金利上昇に敏感なハイテク株中心に売りが広がり
ました。

 

一方で金利上昇による収益改善期待から金融株に買いが入り、原油高を
手掛かりにエネルギー株、景気減速懸念の後退で景気敏感株などが
上昇したことでダウはプラス圏に浮上しました。

 

◆強過ぎた雇用指標

 

足元の日米株は「買いのターン」でどんな経済指標が良かろうが
悪かろうが「マーケットはいいとこ取りをしてくれて上昇につながり
やすい」とお伝えしてきましたが、今回の雇用統計は「良い」ではなく
「良すぎる」結果となったことでFRBが再び利上げに積極的になるのでは?
という思惑が台頭しナスダックを中心に金利に敏感なところが売り
込まれる展開となりました。

 

これによって為替相場ではドル円が一時131円台まで下落していた
ところ135円まで急激に上昇し円安に再び舞い戻ってきてくれたことが
日本株の下支えとなってくれると思われます。

 

もう少しちょうどいい結果となっていれば長期金利も2.7%台程度の
上昇に落ち着き、ナスダックもプラスで引けていたと思われますが、
こればかりは致し方ありません。

 

今週は10日に7月の米CPI(消費者物価指数)が公表されます。

 

事前予想では前年同月比で8.7%となっていますが、株価にとって
プラスになるにはこの予想を大きく下回る内容となれば、9月以降の
FOMCで積極的な利上げ、具体的には0.75%の利上げが見送られ0.5%、
もしくは0.25%の利上げの観測が強まり、これに伴って米長期金利が
再び2.6%台に下落してくれると日米株価の一段高につながります。

 

一方で予想と同程度、もしくは上回る結果となれば今回の雇用指標が
強かっただけにある程度利上げ幅を大きくしても米経済が耐えられる
という見方が強まっていますので、3回連続の0.75%の利上げが意識
されて米長期金利がもう一段上昇、ナスダック、ハイテク株を中心に
売られるという展開になるかと思われます。

 

そのため、10日のCPI発表までは動きづらく、上値が重い展開になる
ものと思われます。

 

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