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◆日本株は上昇基調へ転換
2022.08.16 日米相場概況 -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 28,871.78 +324.80
TOPIX 1,984.96 +11.78
マザーズ 730.59 +4.32
NYダウ 33,912.44 +151.39
ナスダック総合 13,128.05 +80.87
S&P500指数 4,297.14 +16.99おはようございます。
お盆休みのためメルマガ、ブログの更新をおやすみさせて
いただいておりました。
その間、色々とマーケットでは動きがありました。先週10日に公表された7月の米CPI(消費者物価指数)は8.5%と
6月の9.1%から伸びが鈍化したことが好感され今後の利上げペースや
利上げ幅が緩やかになるとの期待から日米株は大幅上昇となりました。特にエネルギー物価の下落が大きく6月に41.6%あったものが32.9%
まで低下しました。また12日に発表された8月のミシガン大学消費者態度指数も7月の
51.5から55.1と上昇したことも市場心理に安心感を与えて10日以降
から今週明けにかけてダウ、ナスダックともに大きく上昇となりました。日経平均株価も11日の祝日を挟み、12日、15日と2営業日だけで
1000円以上の上昇となっています。国内でもきのう4-6月期のGDPが公表されましたが年率換算で2.2%
の伸びとなり、3四半期連続のプラスとなりました。
まん延防止等重点措置が解除され、外食や宿泊といったサービスの需要
が回復している一方で、足元ではエネルギーや食料品などの物価上昇が
暮らしに打撃を与えていて、岸田総理大臣は15日、物価上昇への対応策
として、輸入小麦の売り渡し価格を据え置くなど追加策を検討します。◆日本株は上昇基調へ転換
国内の決算発表もきのうまででほぼ出揃い、結果としては良好な内容の
企業が多かった印象です。日経平均採用銘柄の1株利益(EPS)は今回の決算発表前2100円程度でした
が、15日付けでは2224円と124円上昇し、きのうの日経平均から計算した
PER(株価収益率)は12.98倍と日経平均が足元29000円目前まで上昇
したにもかかわらず、利益面が押し上げられたことで割安感が維持されて
いる状態にあります。ただ上述したようにこの2日間で1000円以上上昇したこともあって
短期的には決算の材料出尽くしもあって利益確定売りも出やすい
環境に入ります。個人的に上値の目処と考えていた28850円に到達し、ここで息切れせずに
そのまま上昇となれば次の上値目処は29400円前後です。いったん利益確定の売りが出れば下は28000円~28350円程度まで
9月に調整を迎えた後に10月以降、年末にかけて再度上昇していく
動きをメインシナリオとして考えています。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。