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◆S&P500は天井近し

2022.08.17 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,868.91 -2.87
TOPIX 1,981.96 -3.00
マザーズ 750.21 +19.62
NYダウ  34,152.01 +239.57
ナスダック総合 13,102.55 -25.50
S&P500指数 4,305.20 +8.06

 

きのうの米国市場は指数まちまちの展開となりました。
きのう公表された7月の米住宅着工件数および住宅許可件数数は年率
換算でそれぞれ低下となり、市場予想も下回る結果となりました。

 


(7月住宅着工件数、許可件数)

 

足元で高い住宅ローン金利やインフレ、経済状況の悪化で販売減が
続いていて、建設業者が大量の売れ残り物件を抱える事態となって
います。

 

一方でホームセンター大手のホーム・デポが発表した5‐7月
(第2四半期)決算では既存店売上高は5.8%増と、アナリスト予想
平均の4.6%増を上回る結果となりました。

 

住宅需要が減少している中で、同社の8-10月期(第3四半期)に
入っても堅調さは続いていることから決算を機に4%の上昇となって
います。

 

コロナの感染拡大からワークフロムホーム(テレワーク)が始まって
2年ほど経つこともあって、改めて自宅での過ごし方の見直し需要が
入っているのかもしれません。

 

実際にオフィス占有率の分析会社バスキング・ドット・アイオーが公表
するデータによれば、出社するのは週に1度という人が増えていて4-6月
(第2四半期)は世界全体で出社した人のうち50%がわずか週に1日という
結果となっています。

 

◆S&P500は天井近し

 

先週発表された7月の米CPI(消費者物価指数)の低下を受けてインフレ
が今後落ち着いてくるとの見方が強まり、米長期金利が低下、金利に
敏感なハイテク株が買われる展開で急上昇をみせている米市場。

 

これを受けて米国個人投資家協会が200万人以上の個人投資家からアンケート
を募り発表している個人投資家のセンチメント(投資家心理)も改善傾向
にあります。

 


(米個人投資家のセンチメント)

 

直近8月11日付けのデータでは強気派が32.15%、弱気派が36.66%と若干
まだ弱気派の勢力が強い状況ですが、5月や6月は強気派が20%を下回って
いて、コロナショックの時でさえそこまで下がっていないことを考えると
このときはかなり弱気だったことが窺えます。

 

そして上図を見ても分かるように強気派が増えるタイミングで相場が上昇
します。もちろんそれ自体は良いことですが、強気派が増えるということは
買い持ちしている投資家が増えて来ることを意味します。

 

よっていずれ利益確定売りも出てくるようになり天井を付けます。

 

グラフでは分かりづらいかもしれませんが強気派と弱気派がクロスする
タイミングあたりで相場は天井を付けて下落調整に入りやすくなります。

 


(S&P500・日足チャート)

 

SP500も昨年12月の高値から下降トレンドに入りましたが、下降トレンド
の中の上昇相場のピークにあります。

 

もちろんこのチャネルをブレイクして新しい相場が始まることも考え
られますが、足元ではメディアでもあまり言われなくなりましたが、
先月頭から慢性的に長短金利の逆転、所謂逆イールドが発生し続けて
いる異常事態にあります。

 


(米10年債利回りと2年債利回りの比較)

 

過去ドットコムバブル、リーマンショック前にもこの逆イールドが
発生し、大きな相場のクライシスが起こりました。

 

もちろん逆イールドが発生したらすぐにクライシスが起こるわけではなく
短くて半年後、長くても1年半後あたりまでに大きな相場の調整局面を
迎えやすくなります。

 

加えて、アトランタ連銀が随時公表する経済指標を基に公式のGDPよりも
早く発表するGDPNowでは、第3四半期の米国のGDP予測は前回8月10日の2.5%
成長から1.8%成長へ下方修正されました。

 


(GDPNow)

 

このこともあって、足元では上昇していたインフレの落ち着きがみられ
楽観的な見方もありますが、この足元の異様な逆イールド継続やくすぶる景気
減速懸念から上値への警戒感も依然強く、警戒感を持っておく必要があると
みています。

 

※本日の経済キーワード※

 

【GDPNow】

 

アトランタ連銀が発表する米国GDPの予想レポートです。
GDPは結果が集計されるまでに時間を要するが、アトランタ連銀では
経済指標が発表されるごとにその数値を基に算出した、その時点での
GDP予想値を発表。
比較的精度が高く、市場の注目度も高いデータの一つ。

 

 

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