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REPORTレポート

◆米市場、売りのターンに突入か

2022.08.22 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,930.33 -11.81
TOPIX 1,994.52 +4.02
マザーズ 748.34 -6.78
NYダウ 33,706.74 -292.30
ナスダック総合 12,705.21 -260.13
S&P500指数 4,228.48 -55.26

 

先週末の米国市場は3指数揃って反落となりました。
足元で短期的に急激な上昇をしていたこともあり、週末ということも
あって利益確定の売りが出やすかったことに加えて、米長期金利が
約1か月ぶりに2.99%まで上昇したことで、金利上昇に敏感な
ハイテク株を中心に売り込まれる一日でした。

 

米長期金利が足元で急上昇した背景にあるのは、19日に発表された
ドイツの7月の生産者物価指数が前月比で5.3%と事前予想の0.6%を
はるかに上回る結果となりました。

 

前年同月比では37.2%上昇と統計開始以来最大の伸びとなったこと
でインフレ懸念が強まり、欧州の主要債券が売られ、これが米国債
の売りにもつながり、金利は上昇する展開となりました。

 

 

個別銘柄では自動車のゼネラル・モーターズ(GM)が、四半期
配当の再開と自株買い枠の拡大を好感した買いで上昇。
医薬品株や医療保険株など、景気動向の影響を受けにくいヘルスケア
関連は買われました。

 

一方で顧客情報管理のセールスフォースやスマートフォンのアップルが
下げたほか、景気敏感株や消費関連株は売られ航空機のボーイングや、
建機のキャタピラー、スポーツ用品のナイキなどは下げました。

 

◆米市場、売りのターンに突入か

 


(S&P500・日足チャート)

 

7月中旬から目立つ押し目もなく上昇が続いていた米国市場ですが、
残念ながら下降トレンドの流れを崩すことが出来ず、3月下旬と同様に
戻りのピークで再度反落となりました。

 

ここから再度下げた場合、4170ポイントを割り込んでしまうとさらに
下が意識される展開となり、4070ポイントを割り込んでしまうと
完全に下げ目線へと切り替わってしまいます。

 

日経平均株価も28900円を割り込んでしまうと28400円前後まで下げる
展開となり、円安が下支え要因としてはたらいてくればそのあたりから
再び上昇、米市場がインフレ懸念、利上げ懸念の再燃となれば、27700円
あたりまで下げる展開になるかとみています。

 

ただ中期的な上昇トレンドの中でのいったんの調整局面であり、今回の
調整を終えた後、年末に向けては何か突発的なショックが起こらない
限りは30000円を目指しに行く展開は変わらずです。

 

 

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