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◆エネルギー市況の再上昇に株式、債券市場は戦々恐々

2022.08.24 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,452.75 -341.75
TOPIX 1,971.44 -21.15
マザーズ 732.96 -0.30
NYダウ 32,909.59 -154.02
ナスダック総合 12,381.30 -0.27
S&P500指数 4,128.73 -9.26

 

きのうの米国市場は3指数揃って小幅続落となりました。
前日までの2日間で大きく下げたハイテク株を中心に押し目を買う動きが
みられナスダックはプラスの時間が多かったものの最終的にはほぼ横ばい
で取引終了。ダウは航空機大手のボーイングや建機のキャタピラー、
原油高で関連のシェブロンなどが指数をけん引するも住宅指標の悪化
を受けてホームセンター大手のホームデポや金融株が下落し連日の下げと
なりました。

 

きのう公表された8月の製造業PMI、サービス業PMIの速報値はともに市場
予想を下回り、特にサービス業の方は好不況の節目となる50を大きく下回る
44.1となったことで景気減速への警戒感が相場の重石となりました。

 

7月から8月半ばまでの上昇の時期では

 

経済指標の悪化

利上げペースの鈍化

米長期金利の低下

株高

 

という流れでしたが、きのうはその後に発表された7月の新築住宅販売件数
(年率換算)も市場予想57.5万件に対して51.1万件と大幅に低下しても
米長期金利が下がらず3.0%台を推移したことから株価の重石となりました。

 

不思議なもので買いのターンのときは上述したように経済指標が悪くても
それが株価にプラスにはたらくような動きになるのに、売りのターンに入る
と真逆ですべてがマイナスとして作用してきます。

 

天竜人のような人間がいて、彼らがすべてを操っているような動きとなります。

 

◆エネルギー市況の再上昇に株式、債券市場は戦々恐々

 

今回、米長期金利が3.0%を超えた背景にあるのは原油価格の上昇です。
サウジアラビアのエネルギー相が主要産油国の減産の可能性に言及したこと
から供給不足が意識され買いが先行。原油価格が1バレル90ドルを再び超えて
きたことでエネルギー価格の高騰再燃が意識され積極的な利上げが今後も
実施されるのでは?という思惑が台頭し米長期金利の上昇へとつながりました。

 


(WTI原油・日足チャート)

 

ことしの6月に120ドル以上あった原油価格は足元で下落基調をたどって
きましたが、ここにきてこの下降トレンドのチャネルをブレイクしており、
減産報道があったためここから再び上昇に転じるのか、上は100ドル、下は85ドル
のレンジを組んでいくのか、米株市場、債券市場ははこの原油価格の動向を
横目に見つつの展開となります。

 


(CRB指数・週足チャート)

 

またエネルギーや金属、穀物といったコモディティー(商品)の総合的
な値動きを指数化したCRB指数も足元は下落基調をたどってきましたが
中期的なトレンドは上昇基調を継続しており、これが上昇してくると
インフレの長期化が懸念され金利高が株価の重石となってきます。

 

相場は9月、10月は例年下げやすく年末に向けて再び上昇に転じやすい
というアノマリーもあるため、足元の動きに一喜一憂せず、アノマリー
通りの展開になっていると思えば、逆に来月からくる可能性のある
本格的な調整相場を良い仕込み場として捉えてもらえればまた景色も
違って見えてくると思います。

 


(S&P500の月別騰落)

 

 

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