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REPORTレポート

◆S&P500は目先3900まで下押しする展開か

2022.08.29 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,641.38 +162.37
TOPIX 1,979.59 +2.99
マザーズ 743.72 +0.04
NYダウ 32,283.40 -1,008.38
ナスダック総合 12,141.71 -497.56
S&P500指数 4,057.66 -141.46

 

先週末の米国市場はジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演
を受けて、3指数揃って大幅反落となりました。

 

取引開始前に発表された7月の個人消費支出(PCEデフレーター)は
前月比、前年同月比でともに伸びが鈍化、食品、エネルギーを除く
コアデフレーターも同様に伸びが鈍化したことは今後の物価の伸びを
占ううえで好材料となり、これを受けて株価は上昇していました。

 

その後、日本時間23時から始まったジャクソンホール会議での
パウエルFRB議長の講演が始まると下落に転じる動きへと変わり
ました。

 

パウエルFRB議長は講演で「景気減速を招いてもインフレ抑制を優先
させる姿勢」を強調。
マーケットでは7月のFOMCでパウエル議長が明言していた「今後の
経済データ次第で利上げペース鈍化」の期待は消失しタカ派発言に
終始した内容による景気減速懸念から幅広い銘柄に売りが出る
展開となりました。

 

指数は引けにかけて下げ幅を拡大し、ダウは5月18日以来およそ3カ月
ぶりの大幅安で、下げ幅は今年3番目の大きさ。
S&P500とナスダックは6月13日以来の大幅安となりました。

 

◆S&P500は目先3900まで下押しする展開か

 


(S&P500・日足チャート)

 

7月半ばから始まった上昇は8月半ばから踵を返すようにして下落に
転じ、4170ポイントを割り込むと4070ポイントを試しに行くと
以前にもお伝えしていたようにその展開となりました。

 

ここらで下げ止まってくれれば再度上値を追う展開も期待できますが
今回のパウエルFRB議長のタカ派発言の影響はまだしばらく影響が
続く可能性があり、目先は3900ポイントあたりまで下落する可能性が
あるかとみています。

 

日経平均株価も今回の米国の下げと今後の下げの影響で28000円割れを
試しに行き、そこでも下げが止まらなければ27500円台まで下押しする
展開を考えています。

 

9月下旬にFOMCg亜予定されていますが、慰霊の会合連続の0.75%の
利上げの可能性が急激に高まりをみせており、市場参加者が夢見ていた
来年以降の利下げへの期待は今のところマーケットの中では雲散霧消
しました。

 

当然ながら今後の物価指標次第で再湧出する可能性はありますが、
少なくとも今後発表されるCPI、PCEデフレーターなど物価指標が
3ヵ月連続で伸びが鈍化することを期待し、利上げペースの鈍化への
期待が出てくるのを待つよりほかにありません。

 

 

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