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Market日米相場概況

◆週末のISMや雇用統計控え小動きの展開

2022.08.30 日米相場概況

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,878.96 -762.42
TOPIX 1,944.10 -35.49
マザーズ 727.22 -16.50
NYダウ 32,098.99 -184.41
ナスダック総合 12,017.67 -124.04
S&P500指数 4,030.61 -27.05

 

週明けの米国市場は引き続き、ジャクソンホール会議でのパウエル
FRB議長の講演で「経済の安定よりも物価の安定を優先しているとの
認識が投資家間で広がった」ことによる景気悪化への懸念から
続落しました。

 

ダウは先週金曜日に一日で1000ドル超の下落となり、その余波は
週明けも続き、きのうもダウの下げ幅は一時300ドル越えとなりました。

 

その後はシェブロンやウォルマートなどの上昇に支えられダウはプラスに
転じる場面がありましたが、引けで再び下げ幅を拡大させるなど不安定な
値動きとなっています。

 

個別銘柄では、原油高を手掛かりにエクソンモービルやシェブロンなどの
エネルギー株が軒並み上昇。

 

一方、AMDやエヌビディアなどの半導体株の下落が目立ち、ダウ採用
銘柄ではセールフォースが売られました。

 

◆週末のISMや雇用統計控え小動きの展開

 

米市場は週明けも続落となりましたが、ダウやS&P500はプラスに
転じる場面も見られたことから下げはそろそろ落ち着きをみせて
きます。

 

日経平均株価もきのうは一時800円超の下げとなりましたが、
夜中の225先物は28000円台を回復しており、為替相場で
ドル円が138円台後半へとさらに円安が進んだことや、
他国に比べて物価高の影響が少ないこと、日本だけが金融緩和
をしてくれていること、割安感などから下げが限定的となって
いるとみています。

 

今週は米国で8月のISM製造業景況指数、雇用統計と重要指標が
控えていることもあって、上下の値幅が狭い動きになるものと
みています。

 

上は28400円、下は28000円と小幅な値動き。
(詳細チャートはチャットワークで)

 

9月のFOMCでは0.75%の利上げが今のところほぼ確実視されて
来ていますので、多少雇用指標が悪化しても0.75%の利上げが
行われると思われます。

 

そのため、雇用指標が市場予想を下回る結果となった場合、
景気後退への懸念から週末の米市場はもう一段安する可能性が
あります。

 

もし仮に良かった場合でも「FRBが利上げしても問題ないという
認識に至る」ことからこちらも上値の重い展開になりやすい
のではと思われます。

 

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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