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◆ロシアのガス供給停止はG7への対抗措置か

2022.09.05 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,650.84 -10.63
TOPIX 1,930.17 -5.32
マザーズ 718.03 -10.87
NYダウ 31,318.44 -337.98
ナスダック総合 11,630.86 -154.26
S&P500指数 3,924.26 -42.59

 

先週末の米国市場は3指数揃って下落となりました。
週末に発表された8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想
30.0万人に対して31.5万人と市場予想を上回る結果となったものの、
失業率は前月の3.5%から3.7%へ増加、平均時給の伸びも0.3%の上昇
と7月(0.5%上昇)から鈍化しました。

 

これを受けて市場では労働環境がやや停滞し、9月以降のFRBの金融
引き締め姿勢が緩むとの期待から朝方は上昇していましたが、後半は
欧州へのガス供給を巡る懸念が重しとなり、下げに転じる動きに
変わりました。

 

ロシア国営のガスプロムが主要ガスタービンの油漏れが見つかったとし、
「ノルドストリーム1」を介する欧州へのガス供給の再開が遅れること
を発表。
欧州景気の下振れにつながるとの懸念が台頭し、リスクオフの動きと
なりました。

 

◆ロシアのガス供給停止はG7への対抗措置か

 

今回、ノルドストリームの停止になった理由はガスタービンの
油漏れと発表されていますが、専門家によれば通常、油漏れはタービン
の運転には影響せず、現場で治せるレベルのようです。

 

これを理由に運転再開を延期した背景には、G7の財務相が合意した
「ロシア産石油の輸入価格に上限を設ける措置への反発」とされて
います。

 

12月5日から上限を超える石油の海上輸送に保険会社が保険サービスを
提供することを禁じる内容で、ロシアにとっては経済と戦費を支える
石油輸出による収入が抑えられかねない懸念が出ていました。

 

欧州諸国では、かねてよりロシアが様々な口実をつけて供給を拒み
「エネルギーを外交の武器として利用する」との見方が出ていたが、
その懸念が現実のものとなりました。

 

これにより欧州では今後ガス供給や価格高騰の懸念が一段と強まり、
エネルギー価格を主要としたインフレが警戒され、ECB(欧州中央銀行)
が8日に開くECB理事会では、利上げ幅が0.5%か0.75%かで市場の見方が
分かれている状況の中、大幅利上げとなれば景気悪化懸念が一段と高まり
、欧州発の株安が生じる可能性があります。

 

以前にもお伝えしましたが、米国よりもリセッションリスクが高まりつつ
あるのは欧州で、欧州発のショック安には警戒をしておく必要があると
みています。

 

9月、10月は季節的にも下げやすいため、中途半端な下げでは手を出さず、
底打ちが確認出来てから仕込みに回るようにしていきたいところです。

 

 

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