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◆S&P500は3900ポイントが大きな節目

2022.09.07 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,626.51 +6.90
TOPIX 1,926.58 -2.21
マザーズ 731.48 +3.05
NYダウ 31,145.30 -173.14
ナスダック総合 11,544.91 -85.95
S&P500指数 3,910.58 -13.68

 

きのうの米国市場は3指数揃って続落となりました。
物価高から各国中央銀行が金融引き締めの方向に動くことが懸念材料
となり、金利に敏感なハイテク関連を中心に売り込まれる展開でした。

 

きのう豪州中央銀行が0.5%の利上げを実施、続いて本日はカナダの
中央銀行の政策金利の発表がありますが、市場のコンセンサスは0.75%
の利上げの見通しとなっていて、翌8日にはECB理事会での政策金利が
公表され、欧州も0.75%の利上げの予想となっています。

 

この世界的な金利上昇に加えて、きのう公表された8月のISM非製造業
景況指数は予想55.1を上回る56.9となったことも、金利上昇の後押し
材料としてみられました。

 

良好な経済指標実体経済にはプラスですが、今はFRBがタカ派(金融
引き締め姿勢)に傾斜しやすい材料として捉えられており、ISMの
発表をきっかけに米長期金利が上昇、3.35%とことしの6月以来の
高金利となったことで、株価の重石となりました。

 

◆S&P500は3900ポイントが大きな節目

 

ことしの6月と言えば、S&P500指数が年初来安値3636ポイントを
つけたときでこのときの米長期金利は3.475%まで上昇していました。

 

6月の流れで行くと米長期金利が3.3%台まで上るとS&P500は3800
ポイント前後あたりまで下げてもおかしくはありませんが、3900
ポイントのところで下げ渋る形となってきています。

 


(S&P500・週足チャート)

 

先日もS&P500は「4070ポイントを割り込むと3900ポイントまで下がる」
とお伝えしていたようにちょうど3900ポイントまで下がってきました。

 

テクニカル的に見れば、黄色い丸で囲ったところが株価のレジスタンス、
サポートとして機能しており、足元ではこのラインで反発するか
割り込むか非常に重要なラインとなります。

 

またファンダメンタルズで見れば物価上昇のピークアウト期待と、
ISMをはじめとする良好な経済指標、底堅い労働環境、7-9月期の
GDPのプラス回帰などが金利上昇の中でも株価の下げ止まりに
起因しているものと思われます。

 


(ISM景況指数とS&P500の推移)

 

ISMの景気指数はご覧のようにS&P500とパラレルに動く性質があり、
米国ではリセッション(景気後退)リスクが叫ばれている中でも
今のところ好不況の節目となる50を製造業、非製造業ともに上回って
います。

 

またアトランタ連銀が公表する足元の経済指標を基にGDPを予測する
GDP NOWは第3四半期(7-9月期)2.6%の伸びとなる見通しです。

 


(GDP NOW)

 

これらテクニカル、ファンダメンタルズを複合的に鑑みれば、
ここで下げ止まるのか、下割れしてしまうのかでその後の流れが
大きく変わる分岐点にあたります。

 

9月、10月は毎年下げやすいというアノマリーに則れば下割れと
なりますが、米国の個人投資家のセンチメント(投資家心理)は
足元で弱気派が50を上回るという状況にきており、50を越えてくる
と底打ちも近い状態となります。

 


(米国個人投資家のセンチメント指数とS&P500の推移)

 

6月に付けた年初来安値を付けたときも弱気派が最大で59.3%まで
上ったところで底打ちとなりました。

 

9月1日付けの時点で50.4%のため、6月と比較すると弱気派がもう少し
増えて底打ちとなりますが、いいところまで来た感はあるとみています。

 

今週は上述したように各国中央銀行の政策金利が相次いで発表されます。

 

利上げ自体はマーケットも織り込みにかかり調整をしているとみられ
ますので、利上げ自体はネガティブな材料とはなりませんんが、その後
の総裁発言の中でジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長のタカ派
姿勢に追随して今後も積極的な利上げを推し進めるようなタカ派発言が
散見されれば金利先高観から株価の重石となりますし、さほどタカ派
的な発言が見られなければ、利上げ警戒感からの材料出尽くしで上昇
していきます。

 

どちらの展開も考えられますので結果が出て株価の方向が出てきて
から乗り出すでも決して遅くはありません。

 

 

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