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REPORTレポート

◆次の注目イベントはCPI

2022.09.09 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,065.28 +634.98
TOPIX 1,957.62 +41.97
マザーズ 723.83 +6.83
NYダウ 31,774.52 +193.24
ナスダック総合 11,862.13 +70.23
S&P500指数 4,006.18 +26.31

 

きのうの米国市場は3指数揃って続伸となりました。
前日の大幅反発の後の買いが継続&空売りのショートカバー
(買戻し)も巻き込んで買い優勢の展開となりました。

 

米国市場が取引開始前にECB(欧州中央銀行)理事会で、
前回の11年ぶりの利上げで0.5%、そして今回0.75%の利上げに
踏み切りました。

 

その後のラガルド総裁の会見中、欧州株が大きく下落に転じた
ことから朝方は米市場も軟調なスタートとなりましたが、
利上げが想定内だったことで材料出尽くしから買い直される
展開となりました。

 

ただ世界的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念はくすぶって
おり、場中も急落するボラタイルな展開でした。

 

◆次の注目イベントはCPI

 

ECB理事会も終わり、想定の範囲内での利上げでイベント通過
となりましたが、来週は8月の米消費者物価指数(CPI)が発表
されます。

 

今のところ予想では前年同月比で8.1%(前回8.5%)、価格変動
の激しい食品、エネルギーを除くコアCPIが6.1%(前回5.9%)
の予想となっています。

 


(米消費者物価指数の推移)

 

足元ではやや伸び率の鈍化がみられ始めていて、エネルギー価格
が下落していることもあって通常のCPIは下がる可能性があります
が、そのエネルギーを除いたコアCPIは前月より上昇する見通し
となっています。

 

市場予想の6.1%を超えた場合、金融引き締め姿勢に拍車がかかり、
金利上昇から株安につながりやすく、逆に予想以下となれば、
金利低下から株高へとつながります。

 

きのうは先物、オプションのメジャーSQだったため、それも
手伝って日経平均株価は600円以上の大幅高となりましたが、
日米ともに買いのターンに入ってきたこともあって、13日の
CPIの発表が予想を下回ってくれれば買い継続の流れとなります。

 

一方で予想を上回ると下落に転じやすいものの、中央銀行の
積極的な利上げ姿勢に市場もやや疲れ気味になってきているので、
足元の相場のように下がったところは値ごろ感から買われて思わぬ
上昇になるということも想定しています。

 

 

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