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◆残り2会合でも0.75%の利上げか?

2022.09.22 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,313.13 -375.29
TOPIX 1,920.80 -26.47
マザーズ 710.26 -17.68
NYダウ 30,183.78 -522.45
ナスダック総合 11,220.19 -204.86
S&P500指数 3,789.93 -66.00

 

きのうの米国市場は取引開始後はFOMC発表を控え小幅上昇した
位置での小動きでしたが、FOMC発表後乱高下となり、終盤では
3指数揃って大幅な下落となりました。

 

今回のFOMCではメインシナリオであった+0.75%の利上げとなり、
米国の政策金利はこれで3.00%となり、FOMC3会合連続で0.75%の
利上げという異例の金利引き上げに踏み切り、記録的なインフレを
抑制する姿勢をみせた格好となりました。

 

年末までに利上げを継続させて年末4.40%の金利見通しになること
で実体経済に痛みを伴うとし、今年のGDP成長率は1.7%から0.2%と
大幅に下方修正され、来年も1.7%から1.2%成長へと下方修正され
ました。

 

また失業率に関しても6月のFOMC時点では今年3.7%見通しだった
ものが3.8%、2023年には4.4%まで上昇する見通しとなっています。

6月のFOMC時よりも今回、より一層悲観的な予測値に修正されました。

 

(FOMCレポート抜粋)

 

パウエルFRB議長はFOMC後の会見で「金利において、まだ終了に程遠い」
と明言。その一方で8月の米CPI(消費者物価指数)が高止まりして
いることを挙げて1.0%の利上げ説も浮上していましたが、「1つの
データで過剰な対応しない」とも発言しています。

 

この内容を受けて株価は激しく乱高下する展開となり、パウエル
FRB議長の会見後、ダウは高安800ドル以上の上下する展開となりました。

 

 

◆残り2会合でも0.75%の利上げか?

今回のFOMCで公表された2022年、年内の新たな金利見通しにおいて
政策金利を年末までに4.40%に引き上げ、23年には4.60%でピークに
達するとの見通しが示されました。

 

今回の0.75%の利上げにより米国の政策金利は3.0%‐3.25%の
レンジで推移させることが決定され、年末までに4.4%まで金利を
上げるとなると残り11月、12月のFOMCで少なくとも1回は0.75%の
利上げを実施してくることになります。


(米国の政策金利見通し【%は確率】)

 

11月に0.75%の利上げ、その後12月には0.5%の利上げを実施し、
来年2月にも+0.25%の利上げ。
いったんここで利上げは打ち止めとなり、しばらくは現状維持。

 

その後来年9月から利下げに転じるという見通しとなっています。

 

 

ただし、こちらはあくまでも現状での金利見通しであり、足元で
はマーケットでの注目度が下がっていたロシアウクライナ情勢に
関してプーチン大統領は21日にウクライナ侵攻を巡り国営テレビ
を通じて演説し、「部分的な動員を可能とする大統領令」に署名。

 

この部分動員の対象は30万人規模とされ、ウクライナ軍が東部や
南部で反攻を強める中、再び戦争激化が懸念されます。

 

これによりエネルギー価格を中心に再度上昇し、インフレの
高止まりが警戒されれば米国FRBを中心に世界的に金融引き締め
が継続されることにもなりかねません。


(NYダウ・日足チャート)

 


(S&P500・日足チャート)

 

ダウ、S&P500、そしてご多分に漏れずナスダックもテクニカル的に
みれば大きな下降トレンドの中での小さな下降トレンドを形成
しており、前回7月下旬のから8月半ばに起こったこの下降トレンド
を上抜けしてこない限り上昇は見込めず、この高安の切り下げを
打開できないことには下目線となります。

 

目先は特段ポジティブな材料も乏しくS&P500に関しては節目であった
3800ポイントを割り込んでしまいました。

 

ここで下げが止まらず次回11月のFOMCに向けて米長期金利が3.6%
以上を安定的に推移する展開になれば、金利上昇圧力から株価は
売られやすくなります。

 

そして下方向にトレンドブレイクしてしまえば、6月に付けた安値を
年内割り込んで最安値更新という可能性もありますので要警戒です。

 

また本日はFOMCに続いて日銀の金融政策決定会合があります。
黒田総裁の任期中(来年4月まで)は金融緩和姿勢を維持すると
みられ特段のサプライズはないとみていますが、為替相場では
行き過ぎた円安を食い止めるための為替介入等も噂されているため
介入検討の話が俎上に上れば円高へ傾く可能性はあるかと思われます。

 


(日経平均株価・日足チャート)

 

日経平均株価は米市場と異なり、上昇トレンド中の短期的な下降
トレンド中という見方をしています。

円安による輸出企業の為替差益、インバウンドの回復期待などで
米市場よりはプラスの材料もありますが、日本株は世界の株式市場
の中でも景気敏感株という側面があり、米市場が崩れればポジティブ
材料があったとて同じ値動きを辿りやすくなります。

 

日経平均は200日移動平均線をきのう9月7日ぶりに割り込み、まずは
ここをすぐに上抜けできるかどうかがカギです。
もし回復できずに下落した場合、今度は黄色いチャネルライン下限と
ぶつかる27000円が節目であり、ここを割り込んでしまうと下目線
となり26300円~400円あたりまで下押しする可能性があります。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

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