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◆S&P500年初来最安値更新、だがここからは上昇

2022.09.28 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 26,571.87 +140.32
TOPIX 1,873.01 +8.73
マザーズ 701.27 +7.29
NYダウ 29,134.99 -125.82
ナスダック総合 10,829.50 +26.58
S&P500指数 3,647.29 -7.75

 

きのうの米国市場はダウは続落、ナスダックは6営業日ぶりに反発と
指数まちまちの展開となりました。

 

きのう公表されたコンファレンスボード(消費者信頼感指数)は予想
104.5に対して108.0と上回る結果となりこれ自体はポジティブな材料
でしたが、見方を変えれば金利が上昇している局面でも消費マインドは
衰えていないという思惑から米長期金利がさらに上昇。

 

一時3.99%と4.0%に迫る場面も見られたことが嫌気されてダウは
6営業日続落となりました。

 

(コンファレンス・ボードとS&P500指数の推移)

 

さらにその後、8月の米新築住宅販売件数が公表され、こちらも住宅
ローン金利がリーマンショック以降上昇し続けている中、
予想50.0万件に対して68.5万件と上回る伸びとなったことで本来であれば、
ポジティブ要因なのですが、金利上昇に圧力をかける材料となりました。

 

(米中古・新築住宅販売件数【年率換算】)

 

個別銘柄では半導体のマイクロンテクノロジーや宿泊関連のエア
ビーアンドビー、EVのテスラなど金利上昇を横目にナスダックの
銘柄が買われてた一方で、アナリストによる目標株価が引き下げ
られたマクドナルド、足元好調だった日用品のP&G、コカ・コーラ
などディフェンシブ系のダウ採用銘柄は冴えない動きでした。

 

 

◆S&P500年初来最安値更新、だがここからは上昇

 

ダウ指数は9月23日に6月に付けた安値を一足先に割り込んでしまって
いましたが、きのうはS&P500までも終値ベースでも馬忠の安値ベース
でも6月安値を割り込み、年初来安値を更新する展開となりました。

 

(S&P500・日足チャート)

 

米長期金利の上昇のほか、ロシア産天然ガスを欧州に運ぶノルド
ストリームのパイプラインに前例のない損傷が生じ、復旧の目処が
立たないという報道があったことも、厳冬を凌ぐ欧州にとって、
死活問題になることが懸念されています。

 

報道によれば故意に破壊工作が行わた可能性が否定できないとし、
ロシアの侵攻を受けるウクライナによる攻撃か、ウクライナの仕業に
見せかけたロシアの「偽旗作戦」の可能性が出ています。

 

ノルドストリームは今月初旬に点検作業を終えて再開の予定でしたが
まだ稼働しておらず、今回のパイプラインの損傷でさらなる再開の
目処に不透明感が出ていることも相場の重石となったとみています。

 

しかしながら、ダウは9月20日の続落スタート時より1800ドル以上
下げていることもあって、これまで買われていたP&Gなどディフェン
シブが下げて足元で売り込まれてきたマイクロンテクノロジーや
エアビーなどのグロース関連に買いが向かうなど徐々に相場の中身の
物色対象に変化がみられてきています。

 

ダウ、S&P500ともに年初来安値を更新する動きとなりましたが、個別
の動きを見ると意外と冷静に安いところを拾っていこうという動きが
出始めてきています。

 

また、米国債の空売りポジションのボリュームを確認すると、9月
20日時点で126万枚もの莫大な空売りが積み上がっており、これは年初来で
もっとも多くなっています。

 

(米国債の空売りポジションのボリューム推移)

 

つまり、株式と並行して運用をしている債券ディーラーたちは、
いつこの空売りを買戻しをしようか、そのタイミングを窺っている
時期で、買戻しが始まると同時に株式市場の反転攻勢がスタートします。

 

(米10年債利回りと国債価格・日足チャート)

 

初心者の方向けにご説明すると、債券市場で取引される国債価格と
その利回りは逆相関の関係にあり、債券が売られれば金利は上昇
します。(株価と配当利回りが逆相関にあるのと近いイメージ)

 

よって、国債価格が上昇することで金利は低下し、そのタイミングで
金利低下を受けて株価も買われる動きに転じます。

 

6月の安値付近まで国債価格が下落しましたので、先日もお伝えした
通りで早ければ今週の末から来週中、遅くとも再来週の末までには
買戻しの動きが入ってくるのではとみています。(あくまでも
個人的な相場観)

 

 

※本日の経済キーワード※

 

【消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)】

アメリカの民間調査機関コンファレンスボードが発表する経済指標。
5000世帯を対象に、雇用情勢・家計所得の見通しについてアンケート調査
し、消費者の視点から米国経済の状況を確認できる。

同指標はミシガン大学消費者信頼感指数とともに、経済活動全体に
重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標となっている。
測定値が高いほど、経済に対し消費者の楽観的見方が高いことを示す。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

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