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◆米市場は年初来安値を付けるも日本株は粘れるか?

2022.10.03 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 25,937.21 -484.84
TOPIX 1,835.94 -32.86
マザーズ 695.35 -9.49
NYダウ 28,725.51 -500.10
ナスダック総合 10,575.62 -161.89
S&P500指数 2,306.7 -40.7

先週末の米国市場は3指数揃って続落となり、ダウとS&P500は年初来
安値を更新する展開となりました。

 

週末の朝方に発表された、FRBが物価指標として注目している8月の
PCEデフレーター(米個人消費支出)は価格変動の激しい食品と
エネルギーを除くPCEコア指数の伸びが前月比、そして事前予想を
上回る4.9%となりました。

 

これを受けて4.0%をつけてからいったん下落していた米長期金利は
再び上昇となり、3.8%まで上昇したことが嫌気されて株売りへと
つながりました。

 

またこの日は9月のミシガン大学が発表する消費者態度指数確報値が
速報値から下方修正されたことで米経済の約7割を占める個人消費の
先行き懸念が強まり、消費関連の銘柄が売られる展開となりました。

 

個別銘柄では、在庫の積み上がりや利益率の低下が嫌気されたスポーツ用品
のナイキが約13%安と大幅下落。iphone14の需要元帥による減産
を発表したアップルも引き続き売られ、消費への懸念からレジャー
関連のディズニーなども下げています。

 

 

◆米市場は年初来安値を付けるも日本株は粘れるか?

 

(日経平均株価・週足チャート)

 

米市場は指数ベースで年初来安値を更新してきましたが、日経平均
をみると3月がことしの安値でまだ年初来安値を割り込んでいません。

 

そして日経平均を考察すると大きな上昇トレンドの波(緑)の中で
小さな上昇トレンドの波(水色)を回遊していましたが、先週の
米市場の下落につれ安する形で小さな上昇の波の流れからはみ出して
しまいました。

 

ただ幸いにも6月につけた安値を割り込んでいないため、早い段階
でこの小さな上昇の波に再び回帰してくれれば上昇は見込めますし、
そのまま落ちていくとなると流れが変わってきます。

 

本日は米市場が安くなって帰ってきたため日本株も朝方は売り優勢の
スタートとなるかと思いますが、6月に付けた安値を割り込まずに
踏ん張って売りが一巡すれば底値と見た買いも入ってくるものと
みています。

 

そして上図で示した小さな上昇トレンドの波からはみ出してしまい
ましたので目先の展開としては続落か小幅なレンジを形成した後、
上昇に転じるかになるのではとみています。

 

イメージ的には2000年の5月、8月の小動き後の上昇

 

2007年8月~9月の小動き後の上昇

に似た展開になる可能性があります。(あくまでも6月安値を割り
込まない場合)

 

大きく下げた後、上にも下にもいかないレンジを形成するとその後上昇
しやすい展開になる際の需給動向については、下図で示した要因に
よるものです。

 

(下落後のレンジ→上昇の需給動向)

 

下降トレンドを形成し、レンジになるということは底値を拾いたい
買い手とまだ下がるだろうと出遅れた売り手(空売り)が戦うこと
で拮抗状態に入ります。

 

しかし底堅い動きが続いてくると心理的にもう下がらないのでは?
という思惑も広がってきて新規の買いや2番で仕掛けた空売りの買戻し
などが徐々に入ってき始めます。

 

そしてレンジを上にブレイクすることで1番で空売りしていて利益が
出ていた投資家たちも売りのポジションを買戻しに走り、3番では
新規の買いも入ってくるようになるため上昇へと流れが変わって
いきます。

 

これら3つの需給動向が上昇への回帰へとつなげていくのです。

 

もちろん2番でレンジを形成した後、買いの勢力が負けて売りの
勢力が強まった場合、さらに一段安となることもあります。

 

しかし、一段安する場合でも一度上昇となることが多いです。

 

理由として2つあるのですが、

①いったん上げさせておいて下げる方(2番の水準よりも3番の水準)がより高い
位置で売りが仕掛けられること

 

②上昇に転じさせることで流れが変わるかも?という期待値を醸成させることが出来ること
で上昇の途中で買ってきたポジションを下げる際の損切りとして売りのエネルギーに
変えて一段安に巻き込むことができる

ためです。(大口の手口なんてものはだいたい意地悪なものです)

 

そのため、さらに下げていく場合もいったんは上昇を作って下げて
いくことが多いです。

 

相場が動くというのは買い勢力、売り勢力の新規買い、決済売り
新規売り、決済買いの4つで構成されます。

 

どのような展開になると需給が変わり、買いが強まるのか、売りが
強まるのかを頭の体操だと思って考えることで投資家心理が見えて
くるようになります。

 

目先の日経平均に話を戻すと、6月の安値を割り込まない限りは
今月半ばあたりまで上下方向感のない展開が続いた後、上昇に
転じるのではとみています。

しかしその上昇も一時的で再度下げていく方向で見ています。

 

その理由として、足元では日足の75日線を25日線がデッドクロス
するのは時間の問題でデッドクロスしてしまえば、今度は
これらの移動平均線が上昇をしてくる際の上値を抑えてくる
要因になりやすいためです。

 

ファンダメンタルズでみても欧米を中心として金利の先高観は
まだしばらく続きますし、米長期金利が上昇してくることで
株が売られやすい環境が継続します。

 

日本は異次元というか「異世界の緩和」を行っていることもあって
グローバルな投資マネーが欧米株売り、日本株買いへとシフト
してくるようであれば、欧米よりも下げは限定的で、上昇は大きく
なると思います。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

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