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◆聞こえてくる年末株高の足音

2022.10.14 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 26,237.42 -159.41
TOPIX 1,854.61 -14.39
マザーズ 699.13 -14.45
NYダウ 30,038.72 +827.87
ナスダック総合 10,649.15 +232.05
S&P500指数 3,669.91 +92.88

 

きのうの米国市場は、9月のCPI(消費者物価指数)の内容を受けて
寄付き後は大幅安でスタートとなりましたが、その後は空売りの
買い戻しが主導となって、一転大幅高となりました。

 

朝方発表された9月のCPI(消費者物価指数)は、前年同月比で8.2%、
前月比で0.4%の伸びとなり、価格変動の大きい食品とエネルギーを
除くCPIコアはそれぞれ6.6%、0.6%の伸びとなりました。

 

特にCPIコアに関しては前月の6.3%、そして市場予想6.5%を上回る
結果となったことでFRBによる金融引き締めが継続するという見方から
米長期金利が再び一時4.0%を超える水準まで上昇したことで朝方から
大きく売り込まれる展開となり、ダウは取引開始直後に550ドル下げる
場面がみられました。

 

しかし、その後売りが一巡すると長期金利の低下が見られ始めたことで
一転して株買いに転換し、CPIの発表前に積み上がっていた空売りの
ショートカバー(買戻し)が主導となり、プラス転換となりました。

 

その後も上げ幅を拡大させダウは一時957ドル高まで上昇する展開と
なりました。

 

◆聞こえてくる年末株高の足音

 

(9月の米消費者物価指数の詳細)

 

きのう公表されたCPIコアの内容はまったくもってインフレが落ち
着きをみせていない内容となりましたが、株式市場では総悲観の状態
が今月に入り続いていました。

 

雇用情勢は金融を引き締めている中でもいまだ失業率は衰えず、
インフレも落ち着かずということで金融引き締めへの警戒感が
足元の米市場の年初来安値更新につながったわけです。

 

しかし、売り目線をする投資家が増えれば増えるほど空売りを
仕掛けたり、買い方の損切りを巻き込んで上昇を阻むものが
なくなり、買いが出始めると需給要因だけで一気に上昇する
荒っぽい動きをするのもまた相場です。

 

(米国債の空売りポジションの推移)

 

先日もご紹介しましたが、こちらは米国債を空売りしている
ポジションのボリュームです。

 

前回(9月20日付け)年初来で大量に積み上げられていた空売りの
ポジションが9月27日付けでは減少してきていることが分かります。

 

おそらくきのうの4.0%のまで上昇していた米長期金利が下がったのは
米債を空売りしていた投機筋が買戻しをはかり、それと同時に年初来
安値となった株も空売りを解消し、買いに転じたため反転の動きが
大きくなったものと思われます。

 

そして、ことしは米株が年初来安値を付けたこともあって、もうこれ
以上空売りのポジションが年内に再度積み上がる可能性は低いと
みています。

 

ここから投資家の注目点は「このインフレの高止まりがいつになるのか」
というところに注目しています。

 

インフレの高止まりの兆しが見えれば足元でFOMCを実施するたびに
行っている0.75%ずつの利上げ幅を縮小させてきます。

 

11月頭に予定されているFOMCでは今回のCPIの影響で0.75%の利上げを
行うことになるかと思いますし、その次の12月のFOMCでも0.75%の
利上げが濃厚になりつつあります。

 

しかし、来月以降で発表されるCPIが鈍化傾向を見せてくるように
なるか、労働市場で雇用者数の伸び鈍化や失業率が上昇するような
きっかけがあれば、FRBが11月、12月と0.75%の利上げを実施する予定
が変わらなかったとしてもマーケットはその先の利上げ幅縮小を
先んじて織り込みにかかる形で上昇していく流れとなっていくと
みています。

(NYダウ・週足チャート)

 

(日経平均株価・週足チャート)

 

ダウ(S&P500でも同じく)と日経平均株価の週足チャートを比較すると
同じように足元下げてはいるものの進んでいるトレンドが違っていて、
米株は下目線、日本株は上目線となっています。

 

来年になるとこの相場のデカップリングが同じ方向に一致するタイミング
が訪れるかと思いますが、目先の展開としては米市場も日本市場も下げの
中の戻り局面を試す展開になりやすく、年末に向けて下げた分を取り戻し
にかかるタイミングに入ってきたとみています。

 

もちろん一気に上昇するということはなく、乱高下を繰り返しながらも
下値を切り上げて年末高に向かうことを想定しています。

 

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ」と言うように皆が
もう駄目だと考えている中で大幅下落から大転換の潮目というものは
訪れ、後から見て「あの時が底だった」と気づかされます。

 

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

 

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

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