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◆日経平均株価は200日線を回復
2022.10.20 日米相場概況 -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 27,257.38 +101.24
TOPIX 1,905.06 +3.62
マザーズ 732.71 -0.69
NYダウ 30,423.81 -99.99
ナスダック総合 10,680.51 -91.89
S&P500指数 3,695.16 -24.82きのうの米国市場は3指数揃って反落となりました。
先日の米国のCPIの発表に続いて、きのうは英国とカナダがCPIの
発表を行いましたが、両国ともに前月比、前年同月比の結果が
市場予想を上回る内容となったことを受けて、世界的なインフレの
落ち着きが見られないことから米長期金利が一時4.1%まで上昇、
これが嫌気され株式の重石となりました。個別銘柄の決算発表が続いてますが、きのう取引終了後に決算を
発表した動画配信のネットフリックスが+13%の上昇。
プロクター・アンド・ギャンブルも四半期決算で売上が予想を上回り
買われています。その他、航空会社のユナイテッドも四半期決算の内容が予想を上回ったほか、
エネルギー関連のベイカーヒューズも1株利益が予想を上回り、6%の
上昇となりました。一方で、EVのテスラは取引終了後に決算を発表していますが、売上高が
過去最高を記録したものの市場予想を下回ったことから時間外取引で下落
となっています。良好な決算を出すところもあり、足元で安くなっていることも手伝って
買われる向きも見られますが、不動産セクターやマイクロソフト、
アマゾンなどのハイテク株は米長期金利が約14年ぶりの高水準に上昇し
たことで上値の重い展開でした。◆日経平均株価は200日線を回復
きのう日経平均は続伸し、200日移動平均線を突破する展開となりました。
ただその後の動きでは利益確定売りも出て上値の重い展開となっており、
きのう米市場が反落したこともあって再び200日線の下に落とされる可能性が
あります。物価上昇はやや落ち着きは見られるものの相場は懐疑的な見方が渦巻いて
いるため、米国以外で物価上昇圧力が高まると米長期金利が上昇し、
株式の重石となりやすい環境はしばらく続きます。そのため、年末ラリーへの期待はありますが、大きなボラティリティを
伴い大幅高、その後大幅安を繰り返しながら徐々に下値を切り上げて
上昇していく、そんなイメージで個人的にはみています。目先は27000円前後での攻防を繰り返した後、ダブルボトムの節目となる
ネックライン(谷と谷の間の山部分)である27400円を越えてくると
上昇スピードが強まってくるとみています。※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。