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REPORTレポート

◆日経平均株価は3冠達成で上放れ

2022.10.26 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,250.28 +275.38
TOPIX 1,907.14 +19.95
マザーズ 737.64 +11.15
NYダウ 31,836.74 +337.12
ナスダック総合 11,199.12 +246.50
S&P500指数 3,859.11 +61.77

 

きのうの米国市場は引き続き今後の利上げ幅縮小期待から
米長期金利が4.2%台で高原推移していたものが4.0%台まで低下、
これを好感した株買いが継続し、3指数揃って続伸となりました。

 

きのう10月のコンファレンスボード(消費者信頼感指数)が公表
されましたが市場予想の106.5を下回る102.5となったことや、8月の
ケースシラー住宅価格指数が低下したことで住宅需要減退の観測から
利上げペースが鈍化するとの期待から米長期金利が低下、株高の
展開となりました。

 

(コンファレンスボードとS&P500指数の推移)

 

毎月公表されるコンファレンスボード(消費者信頼感指数)は
日本でいうところの景気ウォッチャー調査にあたり、GDPの約7割が
個人消費の米国民5000世帯にアンケートを行い、景況感を数値化
したものです。

 

これよりも約2週間早く発表されるミシガン大学消費者態度指数と
似た指標でミシガンのものはアンケート対象者が300人の個人にの
ため即時性としてはこちらが注目され、コンファレンスボードは
規模が大きいので数値の変化は重要視されます。

 

100をベースに個人が感じる好不況の節目として見られ、足元では
102.5まで低下しているということはリセッション(景気後退)
を意識し始めている人もいるということかと思われます。

 

インフレによる保守的な消費活動で住宅需要も低下となれば、
早晩インフレはピークアウトし、過度な利上げを続けることで
今度は景気後退を招きかねない恐れも出てきます。

 

FRBはいつインフレがピークアウトしてくるのか、それに応じて
金融政策を決定していますが、この予想が非常に難しく、
政策の舵取りが今後の米経済へ与える影響に左右してきます。

 

年末までは株高基調が続くとみていますが、来年初旬はその
株高が続くか、いったん調整を迎えるのかはまだ分かりません。

 

 

◆日経平均株価は3冠達成で上放れ

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

昨晩の米市場が堅調に推移したことを受けて、きのうお伝えしていたS&P500は
逆三尊からのネックライン
越えを達成し、本日の日本株も続伸でのスタートと
なっています。

 

先日よりお伝えしていた

*節目として意識されていた200日線越え
*レジスタンス、サポートラインとして意識されていた27400円越え
*三角持ち合い上放れ

 

という長年相場を経験している人からしてもこの同時3冠達成
という状況はあまり見ることができない貴重な相場状況です。

 

今週月曜日に「三度目の正直で越えてくる」とお伝えしていた
ようにとりあえずブレイクしてくれました。

 

あとは素直にこのまま上昇となってくれるか、ですが米国企業
決算では悲観的な見方が強かったことで先んじて株価が下げていた
こともあって、悪くてもさほど売られず、市場予想よりも良ければ
買い直されるという動きがみられます。

 

今月末から日本でも3月家さん企業の中間決算の発表ラッシュと
なりますが、日本株も米市場同様に足元で売られていたことも
あって、同様の展開になれば28000円~28500円というのは年末
十分な射程圏内になってくるとみています。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

 

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
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