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◆今晩の10月米雇用統計の注目点

2022.11.04 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,663.39 -15.53
TOPIX 1,940.46 +1.96
マザーズ 737.85 -7.61
NYダウ 32,001.25 -146.51
ナスダック総合 10,342.94 -181.86
S&P500指数 3,719.89 -39.80

 

きのうの米国市場は2日のFOMC後のパウエルFRB議長の会見での
金融引き締め継続の姿勢を警戒しての売りが続き4日続落と
なりました。

 

今回のFOMCで4会合連続の0.75%利上げが決定し、その後の会見で
パウエルFRB議長がターミナルレート(政策金利の最終到達点)が
FRBの従来予想よりも「より高くなる」との見解を示し、利上げ停止の
検討は時期尚早と述べたことから金融引き締めの長期化による景気悪化
懸念が強まり、FOMC当日のダウは500ドル以上の下落となりました。

 

その翌日、3日にBOE(イングランド中央銀行)がFRBに相乗りする形で
0.75%の利上げを決定、英国の政策金利はこれで3.0%となり、各国
中央銀行による金融引き締めが相場の重石となりました。

 

個別銘柄では金利上昇に影響を受けやすいハイテク株を中心に売りが
広がり、ナスダックは今週月曜日から4日続落となり、750ポイント
超(▲6.9%)の下げとなっています。

 

 

◆今晩の10月米雇用統計の注目点

 

2日のFOMCでは0.75%の利上げが決まり、ここまでは市場予想通り
であり、市場が注目していたのは12月からの利上げ幅の縮小に対する
発言がパウエル議長から出るかどうかでした。

 

実際の会見でパウエル議長は「次回、またはその次の会合で利上げ幅
の縮小はあるかもしれない」と発言、これを受けて米市場は一時
急騰する展開もありました。

 

しかし、先にも述べたように「利上げ停止を考えるのはまだ早い」
と言ったことや「ターミナルレートが従来予想よりも高くしなければ
ならない」可能性にも言及、ハト派のように見えた会見もこの2つの
キーワードがネガティブに捉えられFOMC後の株安へとつながりました。

 

(NYダウ・日足チャート)

 

ダウは今回も下落トレンドの中の上昇トップで頭打ちとなり、下げに
転じた格好となりました。

 

またパウエル議長は会見でこれまである程度利上げを進めていても
衰えない労働市場の強さから賃金上昇を懸念していました。

 

先日もお伝えしましたが9月の雇用動態調査(JOLTS)の求人
件数が予想に反して増加していて、雇用情勢は売り手市場が
続いています。

 

これは高い賃金を提示しないと人が雇えないことを意味し、
その人件費コストは提供される製品、サービス価格に上乗せされる
形となります。(つまりインフレが続く)

 

そのため、今晩発表される10月の米雇用統計では雇用者数、失業率
の重要性もさることながら、平均時給の伸びが注目されるとみて
います。

 

雇用者数は9月の26.3万人増から10月は20.0万人増とやや落ち着く
との予想。失業率は9月3.5%から今回3.6%へやや上がるとの
見通し。

 

そして平均時給の予想は前月比で+0.3%、前年同月比で+4.7%
との予想となっています。

 

仮に雇用者数や失業率が予想通りとなったとしても、平均時給の
伸びが予想を上回れば、利上げ継続の警戒感から株価の重石と
なってくるでしょう。

 

ちなみにこちらが米国の全労働者の平均時給の推移です。

 

足元では時給32.46ドルにまで上昇しています。

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

日経平均株価も2日までは利上げ幅縮小の期待もあって上昇傾向
にありましたが、米市場の影響を受けての下落と雇用統計を見極めたい
とする動きから持ち高調整の売りに押される展開になりやすい
1日になるかと思われます。

 

雇用統計が予想よりも良ければ株安、日経平均はいったん来週
27000円前後までの下げ調整、悪ければ株高で27500円を再度
試す形になるかとみています。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

 

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

 

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