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REPORTレポート

◆CPIの発表控え動きにくい展開

2022.11.09 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,872.11 +344.47
TOPIX 1,957.56 +23.47
マザーズ 741.02 +7.96
NYダウ 33,160.83 +333.83
ナスダック総合 10,616.20 +51.68
S&P500指数 3,828.11 +21.31

 

きのうの米国市場は中間選挙後の株価高を期待した買いで3日
続伸となりました。

 

きのうは中間選挙の投票日で、前日同様、議会のねじれを期待した買いが
優勢となり米市場は続伸でスタートしました。

 

しかしその後、明日発表される10月の米CPI(消費者物価指数)を控え、
持ち高調整の売りも出て、上昇分をほぼ吐き出す展開になったものの、
再び取引終盤にかけて買い直されるなどボラタイルな展開となりました。

 

きのうもお伝えしたように中間選挙では与党・民主党が下院で少数派に
転落するとみられていて、ねじれとなれば民主党が主張してきた増税や
規制強化など企業業績の逆風になる政策が成立しにくくなるとの見方が
台頭し、買われる動きが続きました。

 

個別銘柄では、航空機のボーイングやアメリカン・エキスプレス、
セールスフォースなどが買われダウを押し上げました。
その他、開発中の肥満治療薬の有効性を示す臨床試験データを
公表したバイオ製薬のアムジェンが+6%の上昇。

 

一方で、買収したツイッターに注力しすぎているという理由から
マスク氏率いるテスラが▲3%弱の下落となりました。

 

 

 

◆CPIの発表控え動きにくい展開

 

8日の中間選挙の結果は下院では野党民主党が優勢となり、ねじれ
の期待はあるものの、明日に控える10月の米CPIの結果次第では
上下どちらにも動きやすい重要イベントであり、今日、明日は
事前に動きにくいタイミングとなります。

 

事前予想では前年比で7.9%~8.0%、コアCPIは6.5%となって
おり、これを下回る結果となれば利上げペースの鈍化期待から
株高、上回ることになれば12月のFOMCでも0.75%の利上げが
意識され株安になるかと思います。

 

きのうもお伝えしたようにエネルギー価格が足元で底入れして
きているので、ここがやや懸念材料です。

 

(CPI、CPIコアの前年比推移)

 

一方で、3カ月連続で低下していることはポジティブであり、
エネルギー価格高騰があっても4カ月連続の低下となれば、
インフレのピークアウトが到来したとの見方が広がり、
強気の株高になってくるとみています。

(日経平均株価・日足チャート)

 

さて日経平均株価はきのう、重要な節目となる27907円を一時突破した
ものの上髭を付けて返されている状況で、本日もこのラインを試す
展開です。

 

ここを終値ベースで完全に抜けきることが出来れば、そしてCPI
発表でも過度な悲観にならなければ年末まで上目線が継続していく
ものとみています。

 

全体相場も明日のCPIを前に足踏み状態、目先の利益確定売りが
出やすい展開になると思いますので、結果が出てから動いても
まったく遅くはありません。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。

 

また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。

 

 

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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
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