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◆日経平均、目先目標株価は28400円
2022.11.11 マーケットニュース -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 27446.10 -270.33
TOPIX 1936.66 -12.83
マザーズ 735.47 -2.88
NYダウ 33,715.37 +1,201.43
ナスダック総合 11,114.15 +760.97
S&P500指数 3,956.37 +207.80きのうの米国市場は10月の消費者物価指数が予想を下回る伸びと
なったこと受けて3指数揃って大幅高、ダウは1200ドルを越える
大幅上昇、一日の上げ幅としてことし最大となりました。10月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比7.7%と市場予想の7.9%
を下回って4カ月連続で鈍化。価格変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIも6,3%と市場予想
の6.5%を下回る結果となりました。これを受けて今後の利上げペースが鈍化するという期待から米長期金利
が4%台から3.8%台まで急落となり、株高につながりました。またCPIの発表後、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁ら複数の連銀
総裁から利上げペースの減速を支持する発言が相次いだことも支援材料
となっているようです。(12月の利上げ確率)
CPIの発表を受けて、12月のFOMCでの利上げ確率も変化しており、
0.5%の利上げ確率が足元では85%超となっており、12月から
利上げペースが鈍化するのはほぼ確実となりました。◆日経平均、目先目標株価は28400円
(日経平均株価・日足チャート)
日経平均株価もきのうのCPIを受けて、本日28000円の大台を
約2カ月ぶりに突破してきてくれました。目先の目標株価としては28400円どころになります。
このあたりは過去のレジスタンスとして効いていて、売りの圧力が
溜まっているところになりますので、いったん停滞する可能性が
あります。まずは何と言っても今回のCPIの結果で4カ月連続で前年比で低下して
くれたことがFRBにとっても利上げペースを鈍化させるに十分な理由
となり、ターミナルレート(利上げの最終地点)は前回のFOMCで
いまよりも上がるということでしたので、5%前半から半ばあたりまでは
引き上げていく可能性がありますが、これもデータ次第となってくると
思われます。早ければ来年2月のFOMCでは0.25%の利上げに切り替わり、インフレの
鈍化が思いのほか早いようであればターミナルレートの引き下げという
ことも期待できるかもしれません。そうなればこれまで進めてきた利上げが実体経済に与える悪影響は
軽微なものとなり、ハードなリセッション(景気後退)ではなく
ソフトなリセッションとなり、来年は教科書的に言えば逆業績相場
(不景気の中の株高)のフェーズに入ってくる可能性があるかと
みています。※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
ものではありません。また当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の
責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で
行っていただけますようお願いいたします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。