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◆市場は議事要旨待ちか
2022.11.22 日米相場概況 -
おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 27,944.79 +45.02
TOPIX 1,972.57 +5.54
マザーズ 783.24 +0.68
NYダウ 33,700.28 -45.41
ナスダック総合 11,024.51 -121.55
S&P500指数 3,949.94 -15.40きのうの米国市場は3指数揃って下落となりました。
今週24日は米国では感謝祭の祝日を控えており、その前には11月の
FOMC議事要旨が発表されること、そして中国で新型コロナウイルス感染
による死者が数カ月ぶりに報告されたことで、一部地域で都市封鎖が
再開されたたことで経済への影響が懸念され上値の重い一日でした。個別銘柄では、NY市場に上場する中国株が軒並み安。
中国事業の比率が高いスポーツ用品のナイキや化粧品のエスティ・ローダー
が下落となり、カジノのサンズやMGMリゾーツが売られています。また、最近のFRB高官のタカ派的な発言から米長期金利が再び3.8%台半ば
まで上昇したことを受けてアップルなどハイテク株の一角も売られました。◆市場は議事要旨待ちか
今週に入り、日米市場ともに小幅な動きでのスタートとなり、
日中も特に大きく動くことなく小動きで推移しており、議事要旨の
内容を見極めたいとする動きだったり、感謝祭前ということもあって
動きづらい1週間というのが多くの投資家の意向なのではと思われます。先日もお伝えしたように今回のFOMC議事要旨では特段新たな材料
は発見されず、11月のFOMC後にパウエル議長が会見で語ったターミナルレート
の引き上げに関する内容、12月以降のFOMCでの利上げペースの減速の
可能性についての内容がメインとなって新たなサプライズ内容は出て
こないとみています。そのため過度なタカ派的な内容でなければ安心感から公表後株高、
新たな材料が見当たらなかった場合、無風通過となり、次の注目点
は今月30日に予定されているパウエル議長のブルッキング研究所での
イベントでの発言に移行するのではないかとみています。パウエルFRB議長はこの討論会で経済見通しや労働市場に関し議論
する予定となっています。(日経平均株価・日足チャート)
日経平均株価を見ると、上昇トレンドは継続しているものの、今週
の議事要旨、祝日と動きづらい展開から小動きが続いていますが
これを通過すると上下どちらかに動いてくると思われます。上ならば上述した通りイベント無事通過、下に行く場合は足元で米市場
はダウが20%近く上昇していることもあって何かの拍子に売りに転じれば
それに流されて下がるということを想定しています。(NYダウ・日足チャート)
ダウは足元で34000ドルで頭を抑えられる展開を強いられており、ここを
突破してくれるか、反落するかというところにあります。ダウが下げてくるようですとそれに連動する形で日経平均も調整、
ダウ34000ドル超の上昇となれば年末ラリーに向けての上昇が期待できる
ようになります。※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証する
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。